2016年10月16日(日) 第45回 初穂曳(内宮領川曳) (車、徒歩)
外宮にて神嘗祭 奉幣の儀の拝観を終えると初穂曳(内宮領川曳)を見学するため内宮へ向かったのだが、いつもの悪い癖で寄り道を繰り返してしまいやっと五十鈴川にたどり着いた。対岸には川曳の出発地点を示す多数の幟が立っていた。
予定では午前10時に出発し途中休憩を入れながら宇治橋に午後2時、五丈殿での奉納は午後2時半だった。今は午後1時過ぎなのでまだ上流方向で曳いているはずだった。
五十鈴川の左岸を・・・、浦田橋をくぐり、さらに新橋もくぐった。しかし予想していた烏帽子岩付近にも人影はなかった。しかし「エンヤ、エンヤ・・・」の声が聞こえてきた。
河原へ下り上流方向を望むと、すでに宇治橋の手前まで進行していた。
河原から上がり内宮B駐車場を横切ると左手には川ぞりの姿を確認することができた。
しばらくこの場所で見学していると直角に折れて引き込む予定が変更された。
どうも足元が滑りやすく
危険だとの判断がくだされようだった。
川ぞりの方向を斜めに変更すると
最後の曳き込み、エンヤ曳きの体制が準備された。
ここで場所を変えて宇治橋へ向かった。さすがに宇治橋も人人人・・・。
少しの隙間を利用してパチリ。
パチリ。
勢揃いした木遣りがひとりずつ順に木遣り唄を披露し、
最後のひとり、木遣り唄を終えると
「エンヤ!」
川ぞりが曳き出された。
動き始めると勢いをつけ、
五十鈴川から参道へと続く斜面を駆け上がった。
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私達は宇治橋を離れると参道へ向かった。
東詰の鳥居の向こうには川ぞりが。
急いで参道を進むと
お初穂を迎えることができた。
川ぞりはこの場所で役目を終えるのでしばし休憩。
その間にそりから延ばされていた綱が巻かれた。
こんな感じで
手際よく、きれいに巻かれた。
この光景を見つめる少年の後ろ姿が印象的だった。
こちらは川曳で活躍するわらじ。
しばらくするとお初穂を運ぶための奉曳車が到着した。
お初穂がそりから車に載せ替えられる間、
こちらでも木遣り唄が披露された。
私達は神苑を離れると第二鳥居付近で待機していた。
かなり待った後、神宮衛士に先導された一行が鳥居をくぐった。
長い列の最後に
大量のお初穂を載せた奉曳車が曳かれていった。
私達は見送った。
見送った。
見送った。
五丈殿での奉納には人が多そうだったので、我々は第二鳥居を後にして帰途に着いた。参道まで戻ると先ほどの喧騒が夢であったかのように思えたが、
こんな所に名残を見つけた。夢ではなかったのだ。
宇治橋を渡り返してから祭典看板を確認すると内宮を後にした。