2017年12月09日(土) 初めて訪れた亀山市歴史博物館 (車、徒歩)
亀山プチ散策を終えてから訪れたのは亀山市歴史博物館。
【参考】
帰宅後に調べると、亀山市歴史博物館のホームページでは企画展や常設展の図録だけでなく、館蔵資料のデータベース、さらには亀山市史までもがIT市史としてネットで公開されていた。
【参考】
- 市長あいさつ(歴史文化の情報資源-亀山市史の公開にあたって-) | 亀山市歴史博物館
- ITを利用した亀山市史とは | 亀山市歴史博物館
- 亀山市史(IT市史) | 亀山市歴史博物館
亀山市では平成15年度から「いつでも・どこでも」日常に使っていただける市史を目指して多くの方々が苦労を重ねながら8年間でIT市史を作り上げたそうだ。
「いつでも・どこでも」日常に使っていただける
とは素晴らしい取り組み、いや市史の本来の役割りを考えれば当たり前の事なのだろうがこんなことができている自治体がどれだけあるのか?
私は住む伊勢市にも見習ってもらいたいものだ。
いつものように前置きが長くなってしまったが、亀山市歴史博物館のホームページを巡れば私が記事を投稿する必要などなくなってしまう。ここでは私が気になった点を紹介するに留める。
館内は「撮影禁止」マークが付けられた展示以外は撮影可能だと説明を受けたので・・・
こちらは博物館が建てられている斜面の地形を利用したと思われる緩やかなスロープ。
スロープが折り返す場所のガラスは折れたように接続されていたので思わずパチリ。
常設展示室の入口付近でとても「いいね」。こんなの好きです。
展示室に入れば、明確に禁止事項が掲示されていてわかり易い。(遠慮気味に「撮影禁止」と示されていて、失敗したことがあるので各所で事前に撮影可能か否かを確認するようにしてはいるが・・・)
こちらの説明で注目したのは
当時の市では埋蔵文化財保護に対する体制がとれなかったため、昭和48年(1973)三重大学歴史研究会原始古代部会の学生諸氏の自費によって緊急発掘調査がおこなわれ記録保存の措置がとられた。(釣鐘山古墳)
の一文だった。
また、こちらの瓦には作った人のスタンプが押されているそうだ。
こちらの平瓦で注目したのはマーブルのような様相に惹かれてしまった。
さらに犬、
犬、犬。
こちらは、伊勢神宮が再興を依頼した「干鮎を献上する御贄神事」の記録。
この辺りには祭礼に関する展示が・・・
このジオラマを歩く人の視線カメラで撮影してみたい!
出口からはこのラウンドした階段で下る。振り返ってのパチリ。
踊り場で窓の外を眺めるとその先にはラウンドしたスロープが続いていた。
一階へ戻ると受付カウンターの脇に設置されていた銭湯のロッカーに魅せられた。
施錠の道具、鍵は針金を曲げただけの
こんなもの。
この仕組みなら、基本的な役割りは神社で使用される御鑰と同じだ。
単純なだけに面白い。何度も開け閉めしてしまった。
なお、このロッカーはひとつの鍵ですべての扉を開けることができるため、番台に申し出て開けてもらうように運用されていたとのこと。
以上で亀山市歴史博物館の初訪問は終了となった。次回はホームページで予習してから再訪したいと思う。
亀山市歴史博物館を後にするとその先には見渡す限りに芝生広場が・・・。その広場へ下る階段の前にはこのような時計塔が立っている。