2015年10月31日(土) 先週に御新遷を終えた松下社(伊勢市二見町松下) (車、徒歩)
先週、10月24日に遷座祭を終えた松下社、翌日には奉祝祭が執り行われたはずだが他の予定が入っていたため拝観することはできなかった。
そこで、御遷座後、太陽の下での初めてのお参りとなった。明るい日差しのなかで・・・
手水石の屋根、蓋も新しく
柄杓は最高の仕上がりとなっていた。
鳥居をくぐるとまずは
拝殿へと向かい
お参り。御新遷となることを知ってから何度訪れただろうか! 何とも感慨深いお参りとなった。
また、遷座祭にて「御」が移された古い本殿は・・・、以前に移動された場所はすでに更地となっていた。この一週間ですべてが新しくなっている。
本殿へ戻ると松下社独特の習慣である榊巻を確認することにした。
榊巻とは、 この写真のように、文字通りに何本もの榊が巻かれたもので
二十年毎の社殿建て替えの際には新たに巻かれるが、それまでは毎年大晦日の榊巻神事にて巻き重ねられる。なお、境内の14ヶ所に置かれている。
【参考】
- 榊巻も新たに準備され今夜に御遷座を迎える松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月24日
- 松下社の榊巻(さかきまき) 2011年01月22日
- 松下社とボランティア 2010年12月04日
今回は榊巻が置かれている14ヶ所をすべて巡ってみた。 本殿の床下に大きな(いや太い)ものがひとつ。これを (1)とすると、本殿の左側には3ヶ所 (2)、(3)、(4)、
さらに本殿の右側に (5)。
拝殿前の鳥居の両側に (6)、(7)。
社務所脇にまつられている八幡さんで (8)、
さらに、拝殿正面に通じる参道の入口に建つ鳥居の近く、山ノ神にて (9)。
場所を移って、国道42号側の参道入口付近、蘇民祠の下
こちらで(10)、
さらに、その右手前方に1ヶ所で (11)。
この鳥居の両側にて
(12)、
(13)。
そして残るは1ヶ所なのだが、境内には見つけることができない。
実は、松下社に隣接する池の畔にあるのだ。先ほどの鳥居から社地を出ると右方向へ進み。するとこの場所にたどり着くので、池の畔に続く歩道を・・・
するとこの辺り、左側に
ほら、(14)。
以上で14ヶ所に置かれている榊巻(いや、本殿の下は確認していない、できないので13が正しいが・・・)を確認したことになる。
ぜひ、ご自身の巡り、確認されたし!
これでこのシリーズは終了となるのだろう・・・
【参考】 松下社の御遷座までの経緯
- 新遷の準備が始まった松下社(伊勢市二見町松下) 2015年04月26日
- 仮遷座のために移設される社殿(松下社) 2015年06月28日
- 本殿仮移動後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月11日
- 地鎮祭を終えた(?)松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月25日
- 御新遷に向けた本殿の御造営(松下社) 2015年08月09日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #2(松下社) 2015年08月13日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #3(松下社) 2015年08月23日
- 御新遷に向け上棟祭、餅まきの準備(松下社) 2015年08月29日
- 松下社 上棟祭の朝(伊勢市二見町松下) 2015年09月05日
- 上棟祭の翌日、強雨の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月06日
- 上棟祭の一週間後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月13日
- 御垣の工事が始められた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月20日
- 鳥居が造替され、本殿の屋根には銅板が張られる松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月23日
- 鳥居は建て替えられ、本殿の屋根には銅板が張られる松下社、続き(伊勢市二見町松下) 2015年09月26日
- 屋根に銅板が葺かれた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月03日
- 手水石の屋根なども建て替えられた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月11日
- 御遷座まであと一週間の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月17日
- 来週(10月24日)の御遷座に向け大詰めの松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月18日
- 榊巻も新たに準備され今夜に御遷座を迎える松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月24日
- 松下社の御新遷、遷座祭(伊勢市二見町松下) 2015年10月24日
【 20151031 の記録 】
- 御造替が進められる神服織機殿神社、同末社八所(皇大神宮所管社)その2
- 神服織機殿神社と神麻続機殿神社の相違点
- 八尋殿の前に立つ梛(ナギ)の木(神麻続機殿神社)
- やっと見つけた「皇大神宮所管社 神服織機殿神社 神麻続機殿神社 参道」の道標
- 遷座祭・奉祝祭の予定、有田神社(伊勢市小俣町湯田)
- 先週に御新遷を終えた松下社(伊勢市二見町松下)
- 初穂曳外宮領反省会