2015年03月07日(土) 飯福田寺と白山比咩神社跡(松阪市飯福田町) (車、徒歩)
津市白山町に伝わる白鷺伝説にまつわる白山比咩神社七社、七白山めぐりの最後の目的地は飯福田寺(松阪市飯福田町)。こちらの境内は白山比咩神社の跡地があり、現在は遥拝所となっていた。
⑦ 飯福田(いぶた)の白山比咩神社跡(松阪市飯福田町273(飯福田寺内))
伊勢山上飯福田寺の脇にある約100段の階段を上った所に祠があった。
現在は、蘭宇氣白神社に合祀されている。伊勢山上は、県の名勝に指定。【引用】 「白鷺伝説 七白山めぐり(七白山めぐり企画委員会編)」のしおり より
【参考】
蘭宇氣白神社を後にするとうきさとむらへの交差点を反対方向へ進むと川沿いの道を走った。それなりに整備されていたので、予想以上に走りやすかった。
そして到着したのが飯福田(いぶた)寺の山門。この左側に駐車場があるので車を駐めた。
山門を抜けると
その先は先ほど走ってきた道が右側に延びている。参道は左側だろう。
右手に川を望みながら先へ進むとツルツルの岩床が水面から突き出していた。(こちらの住職によると、「今はこの川も荒れているが、子供の頃はツルツルの岩床を滑り台にしていた。」とのことだった。)
参道をさらに進むと左手にはこの階段が続き、この先は「伊勢山上」、行場である。今となっては一般者も入山できる。
昨年末にTV番組「いきなり!黄金伝説」で紹介されてさらに訪問者が増えたようだ。今日は雨だったし、すでに午後3時を回っていたので、私以外の人影を見ることは無かった。入山料500円で行場を巡ることができるそうなので、今度訪れてみたい。
これらの説明板を過ぎるとその先、左側に鳥居と「白鷺伝説 七白山めぐり」の幟を確認することができた。
鳥居をくぐると
左手にも鳥居があり、ここは
白山比咩神社の遥拝所。
さらに鳥居の隣には、白鷺伝説が説明されていた。
たしか、白山比咩神社跡は長い石階の上にあるはずだ。遥拝所を左に見ながら先へ進むと数段の石階の先に100段ほどの石階が続いていた。「さあ、登ろう!」と歩を進めたところ、
階段下に注意書きを確認してしまった。
危険ですから ここからは
絶対に登らないでください!
上には何も有りません。
飯福田寺住職
この注意書きに抵抗してまでも白山比咩神社跡を訪れることはできない。でも、その場に立ってみたい。こんな気持ちを抑えながら、御朱印をいただきくために寺務所へ向かった。
(あとで住職に伺ったところ、行場の最終がこの石階となっていて、行場を巡れば白山比咩神社跡に立てるとのことだった。やはり伊勢山上の行場を巡らねば! ただし、足元には注意、革靴やサンダルで訪れてお断りされるケースもあるそうだ。ジョギングシューズやトレッキングシューズがベター。)
白山比咩神社遥拝所の脇から水平道を進むと沢筋を橋で越えて
薬師堂の前に到着。
この場所では、開山会式および閉山会式の際、紫燈護摩供が執り行われるそうだ。(なお、火渡りは寺務所前の広場で・・・)
薬師堂を後にして石階を下ると寺務所の受付へと向かった。
ここらが受付で、この中では300円でコーヒー(お菓子付き)を頂ける。しばし、休憩させていただいた。
住職にお話を伺い、行場への思いが募った。寺務所を後にすると
(住職に教えて頂いた)下界から岩屋本堂を望める唯一の場所へと向かった。
ズームにすると、
さらに・・・、本堂の屋根が薄っすらと見えていた。
以上で、白鷺伝説 七白山めぐりを終えることができたので、白山本宮(加賀 白山比咩神社)をお参りしたことになった。さらに、伊勢山上の行場巡りへの第一歩を踏むことができた。次回が楽しみだ!