2017年12月16日(土) 地元ツーリズム「ブラタモリ案内人と行く伊勢河崎のまち歩き」 (徒歩)
度会町に住む御村さんは地元活性化のために地域おこしとしての地域資源を活かした活動を続けているが、現在ではさらに発展させて伊勢志摩地方および周辺地域を中心とした「地元ツーリズム」なるツアーを手掛ける旅行業を仕事にしている。
【参考】
- 地元ツーリズム | 旅行屋
また、ブラタモリ伊勢編の案内人である中京大学学芸員 千枝大志さんは自身の研究成果と経験をもとに実学としての歴史学「歴史応用学」を追求するために、古文書や古地図等の史実に基づき歴史的な根拠のあるフィールドワーク(ツアー)を伊勢の地でブラッチェiseパイロット版として何度も実施してきた。
【参考】
千枝さんはブラッチェiseの成果に手応えを感じ「歴史応用学」を論文にまとめることを決意した。そして、その成果を実学として引き継ごうとしているのが御村さんである。公私に忙しい千枝さんだが今回は御村さんの新しい船出へのはなむけとして特別に案内人を引き受けたのだろう。そのため今回のタイトルは地元ツーリズム「ブラタモリ案内人と行く伊勢河崎のまち歩き」となったのだ。
しかし地元ツーリズムなので、今後は地元の案内人が「歴史応用学」を実践することが期待されている。「御村さん、がんばれ!」
またまた、前置きが長くなってしまった。
このようの今回は特別なツアーだったのに加え、特別なオプション(無料)が設定されていた。実は私はそのオプションをお目当てに参加したのだったが、オプションだけでなくツアー本体でも新たな発見が多かった。何度巡っても新鮮だ。
今後も「地元ツーリズム」として同様のツアーが企画されているため、ここではその詳細は説明せずに写真とごく簡単な見出しのみを列記する。
ぜひとも地元ツーリズムの「お伊勢さんの台所「河崎」バックヤードツアー」にご参加を!
【集合場所 宇治山田駅】
【宇治山田駅〜伊勢河崎商人館】
【勢田川左岸、清浄坊橋付近】
【油蔵】
※こちらの赤レンガ倉庫(油蔵)がオプショナルツアーの場所。
【勢田川】
※勢田川沿いのこんな所に改修前の面影が残されていた。
【河崎 川の駅】
【伊勢河崎商人館】
【参考】
※伊勢河崎商人館に入館(有料)すれば、要望に応じて案内していただける。今回の案内人は事務局長の西城利夫さんだった。詳細はぜひとも訪れてください。
【河崎まちなみ館(蔵):伊勢河崎商人館】
※この柱が通し柱だったことは初耳、さらに材料の違いなども興味深い。
【河崎角吾座:伊勢河崎商人館】
※また、こちらには大改修される前の勢田川の様子が絵画として残されている。事細かに描かれている・・・
【サイザー製造の痕跡:伊勢河崎商人館】
【蔵の壁の構造;伊勢河崎商人館】
【母屋の茶室:伊勢河崎商人館】
【母屋の内蔵:伊勢河崎商人館】
【母屋の二階:伊勢河崎商人館】
【入口に付けられた注連縄:伊勢河崎商人館】
※この注連縄に付けられている桃符(木札)には珍しい文字が書かれている。さて・・・
【河崎のまち歩き】
【河崎商人蔵・壱の蔵:伊勢河崎商人館】
ここから案内人は千枝さんにバトンタッチし、古文書や古地図を利用したまち歩きが始まった。
時々、千枝さんからクイズが出題される。
※私は蔵の扉に付けられたこの輪が気になってしまった。(これは何だろう?)
【河崎本(表)通り】
壱の蔵を後にするとここから河崎のまちをぶらり・・・
※古い絵と建物形状を見比べたり・・・
※古地図の名残を感じたり・・
寒いなか凍えながらもそぞろ歩き。
【和具屋】
※こちらこそ、バックヤード、商品だけではなくさまざまなモノが置かれたあらゆる時代が交錯する不思議の世界。
【・・・】
※河崎本(表)通りから世古を抜けると暗渠となった環濠跡を辿ると
ツアーのゴールでもある町家とうふ(昼食)に到着した。内容にボリュームがありすでに13時を過ぎていた。
昼食が配膳されるまで多少時間があったため、御村さんからの説明の後、簡単な自己紹介タイムとなった。
美味しい豆腐料理に満足すると今回のツアー本体は終了となった。
続いては私が参加の主目的と考えたオプショナル・ツアー(油蔵の見学)が開始された。(次の記事に)