2014年05月04日(日) 宮川堤への気ままな散策 (徒歩)
宮川堤の改修工事が開始されたとの情報を得て昨日斎宮めぐりを終えての帰途に宮川堤を訪れたがじっくりとち調査できなかったので、本日は徒歩で宮川堤を目指した。
改修工事の状況は別の記事で紹介することとし、ここでは宮川堤を往復した散策の雑記とする。歩いていると社叢に誘われて思わず神社に立ち寄ってしまう。今回も予定しないお参りが多数で、知らぬうちにお伊勢さん125社にも参っていた。意図しない散策でお伊勢さん125社にお参りできるとは、伊勢に住む者の特権である。(感謝)
自宅を出発すると名前を知らないお稲荷さんの社叢に惹かれてパチリ。
国道23号の高向交差点では、歩道橋へ駆け上った。私は歩道橋が好きだ。歩道橋を見ると上ってしまう。
歩道橋の上から宮川方向を望むと国道の左側には社叢が二箇所。左がお伊勢さん125社のひとつである宇須乃野神社のもの、そして右が御頭神事で有名な高向大社のものだ。ここで、お参りすることを決定!
高向大社の御頭神事のクライマックスでもある切り祓いが執り行われる切祓祭場の前を過ぎると
【参考】
直進は道幅が狭くなるがそのまま道なりに進んだ。前方には宇須乃野神社の社叢が望めるようになり、この角を右へ曲がると
宇須乃野神社は目の前だ。
【宇須乃野神社(縣神社を同座)】
縣神社が同座されている宇須乃野神社を正面からパチリ。
宇須乃野神社を出て右方向へ進むと
札場がある。札場では柱に設置された神棚の中に伊勢神宮(皇大神宮と豊受大神宮)の神札が納められている。高向地区にはこのような札場が数カ所あるそうだ。
この札場を左に見ながら先へ進むと右手に高向大社の社叢が見える。
社叢に近づいてパチリ。
【高向大社】
宇須乃野神社に続いて高向大社を訪れた。
鳥居をくぐり
参道を進むと手水舎で心身を清めた。手水舎の前面には広く水が撒かれた跡、いつもと異なる?
参道の先にある拝殿へ向かうと
お参り。拝殿の下には椅子が、
そして本殿の前には案が準備されていた。
これは祭典の準備だろう。
手水舎まで戻ってくるとその向かいにある祓所には大麻を立てるために案が準備されていた。何時からの斎行だろうか?
まだ始まりそうではなかったので、高向大社を後にすると宮川方向へ歩き始めた。
途中で振り返ってパチリ。
【コドノ社】
高向大社から離れること200mほどか?、このような場所がある。こちらはコドノ社で、
御頭神事の際、大社での日和見、七起こし舞奉納の後に御頭がお参りする場所だ。
【参考】
コドノ社を後にすると宮川の右岸堤防へ向かうため近鉄 山田線を越える。近鉄 山田線 踏切道 小俣第6号で踏切待ち。右方向から電車が・・・。
シャッターをパチリ。私は撮り鉄でもなんでもないが、シャッターのタイミング練習のために動体を撮影してしまう。コンデジのボタンレスポンスが悪いのか、私の反応が遅いのか、動体を思った場所で捉えることができない。こちらは列車の先頭が踏切の中央に収まるように撮影したはずがタイミングとしては少し早かった。
踏切を渡ってから振り返って望遠でパチリ。こちらはタイミングが遅かった。難しいものだ。
道中で遊びながら宮川の右岸堤防道路へ向かっていると軽快に走る女性の姿、新緑を背景に思わずパチリ。少し汗ばむ陽気だった。
先ほどの踏切から直線で堤防道路へ向かったので、道のない土手を斜めに上ってパチリ。
上流側へ進むと
二面ある野球グラウンドの間から対岸にある「桜の渡し場」跡が見えた。
ズームでパチリ。宮川親水公園は再度整備されていて、以前訪れた時の無残な姿はどこにもなかった。あれからもう2年半以上が過ぎていた。時が経つのは早いものだ。
【参考】
- 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第9回田丸・小俣6社) 2011年09月18日
JR参宮線 宮川・山田上口間 宮川架道橋を
くぐると
宮川方向へ向かった。
今までにないビューでパチリ。
橋脚もパチリ。
さらに銘板も、ここには「鐵道省」の文字。
宮川架道橋を背にすると宮川橋方向へ向かった。
【桜の渡し】
桜の渡し跡を見下ろす場所でパチリ。
桜の渡し跡へ
桜の渡しを後にすると本日の目的地である宮川堤へ向かった。
宮川堤で開始された改修工事の様子は別のブログで紹介する。
【参考】
今日は12時までには帰宅すると決めていたので、宮川堤を後にすると目移りするものがあまりないルートを選んで歩いたのだが・・・。
ゆっくりと歩いていると左手上方に、草奈伎神社、大間国生神社の社叢の一部(上部)がチラリ。まさに、チラリズムの妙である。私の堅いはずの決断はどこかに消えていた。
少し戻る方向へと足が勝手に動いていた。(何と優柔不断な・・・)
草奈伎神社、大間国生神社に近づいてパチリ。
【草奈伎神社、大間国生神社】
社域へ入ると前面には石積みの立派な蕃塀がある。
広〜い社域内の左側には豊受大神宮(外宮)の第一摂社である草奈伎神社、右側には大間国生神社が祭られている。
まずは草奈伎神社にお参り。
草奈伎神社の脇から大間国生神社を遠望。社域の広さを実感できる。
続いて大間国生神社にお参り。こちらの特徴は社名がひとつで社殿が二つ、しかも同じ御垣内にある。右側が大間社で、左側が国生社である。
この訪問の際、私が蕃塀の前に立っていると男性がひとり現れた。こちらもお守りされている方だった。いろいろとお話を伺ったところ、「豊受大神宮の第一摂社である草奈伎神社では神職が参向して斎行する祭典が年に十数回あり、夜間に執り行われる由貴大御饌でも自由に拝観できる。また、祝詞奏上以外は写真撮影も可能。ただし、神職により拝観できる場所は異なるが・・・。」とのこと。できれば拝観したいものだ。
いいお話を伺っていたら時間が・・・。
急いで近くにある清野井庭神社へ移動した。
【清野井庭神社】
こちらの前には多数の鉢植えが飾られている。地域に馴染んだ神社だ。
お参り。
清野井庭神社を後にすると背後に位置する清之井公園の前でパチリ。
さらに、こんな遊具とともに社叢をパチリ。
「ああ、こんな事をしている時間はないんだ。タイムリミットまで32分!」
寄り道しないと決めても寄り道してしまう優柔不断さ、自身で決めた帰宅時刻だけは厳守しよう!
自宅までの最短ルートを考え、旧山田赤十字病院の前を通り、浅間神社の脇を過ぎると次の角を右へ。
勢京ビジネス専門学校の前を通り、国道23号 長屋交差点に到着。ここも歩道橋で通過。歩道橋は最高!
最近、建築されたJA伊勢 伊勢中央支店の建物をパチリ。
この後は我武者羅に歩いてここまでやってきた。近所の御薗神社だ。
最近お参りしていないことを思い出し、とにかく鳥居をくぐり参道を進むと
こんなところに藤棚があることを再確認。そうだ、近くにあったんだ。すでに花は落ちていた。
「あっ、時間がない。」ここで遥拝して、自宅まで急いだ。
自宅到着は11時59分55秒。
何とか目標は達成できた。終わりよければ全て良しだ。
【 20140504 の記録 】
-
宮川堤への気ままな散策