2016年04月23日(土) 修繕のために仮殿が準備された朽羅神社(皇大神宮 摂社) (車、徒歩)
本日最も重要な目的地は朽羅神社(皇大神宮 摂社)だった。こちらにはモノクロームにできない理由が・・・。それは昨日に知人から送られてきた写真付きのメッセージが始まりだった。
御船神社にお参りしてからほっつき歩きを終えると田んぼの中に鎮座する朽羅神社を目指した。
徐々に近づいてくる。それに連れて私のワクワク感は頂点に達するように・・・
これから田植えを迎えるであろう田んぼを背にすると
朽羅神社の社叢へ
一歩々々を踏みしめながら
参道の入口へたどり着いた。
この場所からだといつもお参りしている朽羅神社。
ところが社叢に一歩踏み入れると手水石の奥に白いテントを確認した。そうだ、知人から送られてきたメッセージには仮殿が建てられた写真が添えられていたのだった。
作業のためのテントの隣には、こんなポリタンクが置かれていた。
ワクワク感が絶頂に達する状態で参道を進むと新しい素木がチラリと目に入った。
その正体はこちら、朽羅神社の御遷座(式年遷宮)のために準備された仮殿だった。
お伊勢さん125社の摂社、末社、所管社は40年に一度御造替され、その間の20年で修繕される。朽羅神社は修繕となるため隣の御敷地に仮殿が建てられた。
【参考】
- 企画展示「神宮の遷座 – 摂社・末社・所管社 -」(せんぐう館) 2016年04月02日
神様(千依比賣命・千依比古命)には仮殿へ仮遷座していただき、その間に修繕を進め、修繕が完了すればこちら元の社殿へ御遷座となる。
一新される雨の朽羅神社を記録に残しておこう。
パチリ、パチリ。
そして、こちらが仮殿。
以前に伊勢市津村町に鎮座する園相神社を思いだした。
【参考 園相神社(皇大神宮 摂社) 修繕 5月22日御遷座 】
- 御遷座を終えた園相神社(皇大神宮 摂社、伊勢市津村町) 2015年05月24日
- 仮殿が撤去された園相神社(皇大神宮摂社) 2015年06月07日
園相神社とは位置関係は逆だが、仮殿は同様に思える。千木や鰹木などは省略されている。
しばし、見入ってしまった。
お参りを終えて参道を戻っても気になり
振り返ってパチリ。
新しい社殿と見間違えてしまうほどだ。
「時間を作って何度か訪れよう。」そう心して
朽羅神社を後にした。
外に出てしまうと式年遷宮が進められているなんて想像もできない。
それにしても朽羅神社は美しい。四季折々の風景を楽しませてくれる神社だ。
朽羅神社の周囲では田植えが始まっていた。
そのため、水路にはあふれ出そうに用水が流れていた。
【 20160423 の記録 】
- お伊勢さん125社 御船神社、蚊野神社、棒原神社(モノクローム+α)
→ 御船神社周辺のほっつき歩き(多気町土羽・笠木)
→ 修繕のために仮殿が準備された朽羅神社(皇大神宮 摂社)
→ 朽羅神社付近でも田植え、田植え・・・
→ 蚊野神社付近でのほっつき歩き(玉城町蚊野) - 上社では社務所の基礎工事(伊勢市辻久留)