2015年05月16日(土) 名勝史蹟 北畠氏館阯庭園(津市美杉町上多気) (車、徒歩)
津市美杉町の神社仏閣めぐり にて訪れた北畠神社。この境内には名勝史蹟 北畠氏館阯庭園がある。単独行で訪れる時には一度も拝観したことがなかったのだが、今日は友人との巡りなので彼の要望に応じて私も拝観することにした。
本庭園に関する説明板によると次の通り。
北畠氏館跡庭園
国指定名勝・北畠氏館跡庭園は、当代庭園中屈指の作として全国的に高い評価を受けています。近年各地の発掘調査により、同時代の庭が見つかってきましたが、この庭園は埋もれずに残っていたものとして、とても貴重なものといえます。
「米字池」と呼ばれる池泉は複雑な形をなし、屈曲する護岸石組みは豪快で力強く、東側には高さ約2mの須弥山石を中心にした渦巻式の立石枯山が組まれています。築山(つきやま)には樹齢400年以上の巨樹が聳え、しっかりと大自然と調和しつつ、しかも質実剛健、武将好みの男性的な庭園です。
発掘調査の結果、池は16世紀代に造られたことが分かりました。これは7代国司北畠晴具(はるとも)の時代、享禄元年(1518)頃管領細川高国の作庭という説に合致しています。
津市教育委員会
また、参道から鳥居をくぐった近くに立つ案内板はこちら。
庭園の御案内
ようこそ戦国時代へ タイムスリップ
庭は戦国武将の荒ぶる気持ちを静め平常心を保つための大切な場所でありました
本庭園は北畠氏の歴史を偲ぶ貴重な文化遺産であるとともに五百年の時を経て今もなお人々の心を癒す不思議な力をもった庭であります
どうぞお静かに歴史のロマンに浸ってみて下さい
入園料(社務所受付)
大人300円・・・・
社務所にて300円×2の入園料を納めると宮司さんが庭園への扉を開けてくれた。(通常は施錠されていた。)
園内へ入るとひたすらに庭園を楽しんだ。曇天で強い日差しがなかったため、緑色の環境光に包まれた不思議な世界を体感することができた。手のひらを目の前に掲げると全体が緑色っぽく見えるから不思議だ。解説は不要な(いや、できない)ので以下は写真の列挙のみ。
【 20150516 の記録 】
- 津市美杉町の神社仏閣めぐり
→ 名勝史蹟 北畠氏館阯庭園(津市美杉町上多気)
→ 川上山若宮八幡神社(津市美杉町川上)