2017年12月09日(土) 亀山プチ散策(JR亀山駅〜亀山城跡) (車、徒歩)
津市芸濃町で曳家見学会を終えると「さてどうしよう?」「もうお昼だから2〜3時間で巡れる所・・・」。
先日、トリエンナーレで訪れたもののそれ以外は巡れなかった亀山城周辺を目指すことにした。思いつきでの訪問だったためどこを巡ろうかなど考えてもいなかった。
亀山城公園駐車場に車を駐めると観光案内所を求めてJR亀山駅へ向かった。
駅前には大きな鳥居が建っている。どちらの神社のものだろうか?
鳥居に近づくとその下には説明板が設置されていて、そこには能褒野神社の名があった。
お参りしたことが無いので一度訪れなくては・・・
【参考】
- ヤマトタケルと能褒野王塚古墳 | 亀山市歴史博物館
駅周辺を探したところ駅に向かって左側にある建物に案内所があった。周辺のマップ他をいただくと散策に・・・。
駅を背にするとロータリーの右側を進んだ。落ち着いて食事することも考えたが
時間もなく天候が変化しそうだったため、パンを買って得意の歩きながらの昼食とした。最近は【キタヰの妻】もこのスタイルに対応できるようになってきた。
そしてこちらは私が求めたパンの詰め合わせセット。ぶらぶら歩きながらのランチとなるため「ぶらぶランチ」と命名することにした。
坂道の脇から急な階段を登って市街を見渡したり、こんな看板を見つめたりぶらぶランチを続けた。
そしてぶらぶランチを終える頃にはこちらに到着した。
こちらは史跡 亀山城趾で石標の先には平成の大修理にて装いを変えた多門櫓が望めた。
まずはその石垣の下へ下ると見上げた。
続いては多門櫓へと続く階段を進むと
入口付近からの風景をパチリ。(視線の先には亀山演武場、さらにその右手には明治天皇行在所)
多門櫓の入口へ進むとスリッパに履き替えるようになっていた。元々は土間だったが前身となる建物の基礎痕などが発見されたためそれらを保護するために板床が設置されたそうだ。
多門櫓へ入るとその正面にはこの壁の仕上げ模型が設置されていた。
その先の窓は外光に照らされていた。しかし凍えるほどの曇り空だったため影を落とさないほどの淡い光だった。
そして、先ほどの壁の仕上げ模型の隣で気になったのはこの柱。根元が修繕されている。
少し離れた場所に置かれた炭の塊がその理由を示していた。
何とこの焼け焦げた木材の塊は先程目にした柱の根元と根太部分だった。この説明によると「平成の大修理」を終えた多門櫓では竣工の10日前に放火されてしまったとのこと。何とか修復されたようだが・・・
その他に鬼瓦や
鯱、他には各種の絵図も展示されていた。
多門櫓を後にすると明治天皇行在所および亀山演武場を眺めてから急な階段を注意深く下った。
亀山演武場の入口付近からパチリ。
明治天皇行在所の廊下の端に「立入禁止」の案内が出されていた。この先へは立入できない意味なのか?
また、亀山演武場の脇に小道が続いていたのでその奥へ進むと
こちらは先ほど石垣の下から見上げた土塀で各種の狭間が並んでいる。
その中で円いモノをパチリ。
亀山演武場をぐるりと一周して元の位置へ戻るとその前には門があり、その柱にはこの指定板が取り付けられていた。
こちらは大久保神官家棟門とある。
この門を出るとそこは亀山神社の参道となっていた。これはお参りするしかない。
参道を進み百度石が前に建つ鳥居をくぐると拝殿にてお参りした。
拝殿の前には天神がまつられその隣には臥牛像が据えられていた。さらにその奥にはお稲荷さんが。
境内の右手に立ち列ぶ常夜燈の奥には
先ほどのお稲荷さんへと続く鳥居が建ち列び、掲げられた扁額には「出世稲荷」の名があった。
亀山神社を後にすると亀山プチ散策を終え、亀山城公園駐車場から車で亀山市歴史博物館へ移動した。