2015年08月04日(火) 風日祈祭(外宮) (車、徒歩)
神宮の風日祈祭は風雨の災害なく五穀の豊かな稔りを祈る祭典である、年に二回、5月14日と8月4日に斎行される。(外宮では朝5時から内宮では朝9時から)本日は平日だったので外宮の風日祈祭を拝観した。
なお、本日の主要な目的は二つ。
- 8月1日の人事異動で新しく少宮司となられた亀田幸弘さんの勇姿を拝見する。
- 5月には御幣、御蓑・御笠が奉られるが、8月は御幣のみであることを確認する。
祭典は5時開始だが、外宮の参拝停止時間も5時まで。
表参道口へ向かおうと思っていたのだが、北御門口で知人を見つけ談笑していたら、参拝停止が解除された。(定刻の5時)
火除橋を渡り、御厩の前を通り過ぎ、鳥居をくぐると神宮衛士に停止を促された。忌火屋殿の前庭にて修祓を終えた奉仕員が参道へと戻り、御正宮への参進を開始するところだった。
鷹司大宮司を先頭に歩を進めていた。(二番目は亀田少宮司のはず)
先頭から離れた位置には別宮のための辛櫃が続いた。また、ここは大庭だが、四至神の前にも案が置かれ祭典が、また、鯨幕が張られ九丈殿では各社への遙拝が執り行われると思われる。いつも気にはなっているのだが別宮にて拝観してしまう。次回はこの場で拝観してみようか?
御正宮への参進からかなり離れてしまった。
別宮への参道を遠望すると、多賀宮への石階下にて辛櫃の列が三方へと別れた。
また、御正宮へも辛櫃が運び込まれた。
御正宮での風日祈祭は内院にて執り行われるため、拝観可能な外玉垣からではその様子を伺うことが目でも耳でも叶わない。30分弱の祭典となるため、風宮付近で待機することとした。
御正宮を後にして別宮への参道を進むとすでに多賀宮への参拝は停止となっていた。(以前は、多賀宮での祭典も拝観できたが、最近では(私も含めて)カメラを持つ一般人が増えてしまったためだろうか、「祭典を見下ろすのは失礼なので石階を上る多賀宮への参拝は停止している。」と神宮衛士が説明していた。)
これから風日祈祭をの斎行を迎える土宮にてお参り。
さらには風宮にもお参り。
30分ほどが経過すると御正宮での祭典を終えた一行は参進を再開し、別宮への参道を進んだ。
拝観者はこの程度でそれほど多くはなかった。
鷹司大宮司に続き、亀田少宮司・・・・
参進の列はここでふた手に別れる。大宮司を先頭とする列は石階を上り多賀宮へと、
他方の列は、右へ折れると土宮へと向かう。
各員が配置に着くと
先ほど運び込まれた辛櫃から御幣が取り出されると土宮へ奉られた。確かに御幣のみだ。
祝詞奏上の後、八度拝。
御幣が
辛櫃へ戻されると土宮での風日祈祭は終了となった。
奉仕員は土宮を後にすると風宮へと移動する。
各員が配置に着くと、風宮でも同様の次第で祭典が執り行われた。
しばらくすると多賀宮方向からの動きがあった。多賀宮での風日祈祭を終えて退下となった。神宮衛士が先導して石階を下ると
大宮司、少宮司・・・
祭典が続けられている風宮の脇を通り過ぎた。
その直後、風宮では八度拝。
御幣が
辛櫃へと戻されると
御門の御幌が下げられ、風宮での風日祈祭も終了となった。
すべての奉仕を終えて退下。
お疲れさまでした。
私は祭典の余韻に浸りながら表参道をゆっくりと進んだ。火除橋の脇に立つ祭典看板に「風日祈祭」の文字が書かれた看板を楽しみにしていたのだが、祭典が終了すると速やかに取り外されていた。(素晴らし仕事だ。)
次回は「御蓑・御笠」も拝見したいが、大庭での祭典も拝観したいし・・・。
そうか、大庭で「御蓑・御笠」を拝見すればいい!