2017年05月27日(土) 先週のお題に答えるために訪れた須原大社(伊勢市一之木) (車、徒歩)
拝殿と本殿の修繕の変化を追いかけるために毎週訪れている須原大社。最近は拝殿も本殿も工事用シートで覆われてしまい変化を確認できない状態になっている。
変化を確認できないストレスからだろうか、どうでもいいような細かな変化を見つけては楽しんでいる。先週は、修繕を終えた手水舎の下に置かれている手水桶の柄杓について記事をアップした。
こんな話題しかないと思っていたところ、修繕を担当している知人からお題が与えられた。それは
実は、手水舎に地味な変化があったのです( ´,_ゝ`) 土曜日に作業ほやほやでした。
と。 その時は、手水桶を注目していたが手水舎はまったく気にしていなかった。
さらに
氏子さんでも気づかないくらいの地味な変化です。このヒントで気づくとしたら、桝屋さんだけだと思います
と。これだけ言っていただいたら探さない理由はないですね。
今回は、このお題の答えを見つけるために須原大社を訪れた。
鳥居をくぐると手水をうけるだけでなく、目的は手水舎。
目にするなり、何となく呼んでくれる場所が・・・
まずは全体を確認するために遠巻きに眺めた。
やはり、この部分だろうか。参道から見える側にしか手当されていない。
ここだ。ここだ。変化を見つけたものの何とも確信がもてないでいた。
変化したと思われる部分を隈なく確認すると(そんな私の姿を見ていた方がいれば不審に感じただろう)
やっとその痕跡を見つけた。
新しく薄い板がこちらに貼られているのだが、こんなところに金槌で叩いた痕が残されていた。この薄い板はあとづけなので、切り欠きを作ってから屋根下の薄い隙間へ水平に通してから直角に倒された。(こんな表現で理解できるのは施工した方だけだろう)しかし、この木は上部の方が幅が広かったため垂直に落とされた切り欠きでは幅が足りない。切り欠きの幅を広げる方法もあるが、直角に倒すと下部に隙間ができてしまう。それなら邪魔になっている部分の木を殺すしかない。邪魔になる部分が金槌で叩かれ、叩いたことにより微妙に幅が狭くなった瞬間を狙って薄い板は垂直に倒されて固定された。こんな工程だったのだろうか。
これは仮説であり正解で無いかもしれないが、とても満足感を得ると
仮殿となっている並社にお参りした。
お参りを終え、「さあ、帰ろう」と思ったら拝殿前の工事用シートが風に吹かれ私を招いていた。
これは招きに応じるしかないだろう。その隙間からパチリ。拝殿の下には本殿への階段が・・・
車に戻ろうとすると小学生のふたり組が御遷座のための篤志家御芳名板に釘付けとなっていた。???
【並社・須原大社、御遷座までの経過】
- 修繕の進捗状況は?、須原大社(伊勢市一之木) 2017年01月22日
(リンク数がかなり多くなってしまったので、2017年01月22日よりも前のリンクは2017年01月22日リンクの下部を参照)
- 知人からのお題の答えを求めて、修繕中の須原大社(伊勢市一之木) 2017年01月29日
- 修繕中の本殿で柱がチラリ、須原大社(伊勢市一之木) 2017年02月04日
- 御頭神事、巡回中の須原大社(伊勢市一之木) 2017年02月11日
- 今週の須原大社(伊勢市一之木) 2017年02月19日
- 拝殿の柱を修繕中、須原大社(伊勢市一之木) 2017年02月25日
- 続・拝殿の柱の修繕中、須原大社(伊勢市一之木) 2017年03月05日
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