2014年10月05日(日) 檐付祭(月夜見宮) (車、徒歩)
朝の8時前から皇大神宮の別宮である月讀宮にて杵築祭を拝観した後、9時から斎行される檐付祭を拝観するための豊受大神宮の別宮で同名の月夜見宮へ向かった。
月夜見宮には駐車場が少ないため、外宮の駐車場に車を駐めると外宮北御門口から月夜見宮へ通じる神路通りを急いだ。
急ぎ足で歩いて月夜見宮に到着したのが8時40分、予定通りだ。
鳥居をくぐり参道を進むと
宿衛屋の雨には傘を差した神職と小工が待機していた。何とか間に合った。
現宮の右隣りにある新御敷地には
萱を葺く前の屋根が姿を見せていた。
奉仕者への手水が進められた。
全員が手水を終えると宿衛屋の前に列立した。
報鼓が鳴らされると
参道を挟んで宿衛屋の向かいに建つ祓所へと参進した。
祓所では神饌および神職、小工が修祓を受けた。
修祓を終えると
雨除けのカバーが掛けられた辛櫃は新宮へと向かい、
奉仕員は現宮へと向かった。
現宮での儀式を終えると
新宮へと移動した。
献饌等が進められ
最後には、次の解説にあるように萱葺役夫二員が御屋根に・・・
【檐付祭(のきつけさい)】
新殿の萱葺き(かやふき)初めに当たり、御屋根の萱葉が末永く無事で、引き結ぶ葛目(つなめ)がゆるむことがないようにお祈りするお祭りです。次第はまず、主事が屋船大神に神饌をお供えし、祝詞を奏上して一同八度拝を行います。次いで萱葺役夫二員が御屋根足場を昇り、萱束を捧げ東西から正中に進み一揖(いちゆう)〔おじぎ〕して、萱束を軒端の萱締木の上に置き、葺き初めの式を終えます。
この二名が萱葺役夫だろう。
右側に設置されたスロープを進むと
その後ろに神職が続いた。(説明には『東西から正中に・・・』とあるが別宮の場合は省略されるのか?)
その後、神職が見守るなかで萱束が軒端の萱締木の上に置かれたと思われる。
葺き初めの式を終えると萱葺役夫二員と神職はスロープを下り、終了となった。
速やかに退下となり、
檐付祭は終了した。
天気が良ければ白い屋根のテントがなく葺き初めの式の所作を拝見出来たのかもしれない。(残念だった。)
祭典の最初から最後までも興味深げに見入っていたチビっ子。いいね!
雨が振り続ける中、宮域内に鎮座する高河原神社とお稲荷さんをお参りしてから
月夜見宮を後にした。鳥居をくぐると左手に停めてあるトラックの荷台には先ほど使用されたと思われる辛櫃が載せられていた。これから外宮まで戻されるのだろう。
月夜見宮から
神路通りを歩いて外宮へ向かった。
【 20141005 の記録 】