2015年10月24日(土) 昨日に仮遷座を終えた神服織機殿神社、同末社八所の解体(皇大神宮所管社) (車、徒歩)
先日、神御衣(和妙)の奉織作業を拝観するために神服織機殿神社を訪れた際、神服織機殿神社の社殿に簀屋根が掛けられていて御造替が開始されることを知った。
【参考】
いつもは歩いて巡りのだが今日は車で神社近くまで・・・、するとこんな案内板があることを初めて知った。矢印に従うとその先には広いスペース、お参り程度なら駐車させていただける場所があった。
早速参道へ向かうと先日見かけた新しい鳥居の隣には新しい定の札が立てられていた。
鳥居の前で遙拝する男性を見かけて、お話を伺ったところ「散歩で毎日お参りしている。昨日神さんが移されて今は八尋殿に・・・」とのことだった。
お礼と述べて鳥居をくぐると参道の先にはお白石が置かれていた。さらに、槌音が聞こえた。
斎庭の鳥居前へ進むと見慣れない光景が広がっていた。
宮大工の方に「神様はどちらに・・・?」と尋ねると「八尋殿です。」と教えてくれた。
新しい鳥居をくぐるといつもとは異なり直進して八尋殿へ向かうと八尋殿にてお参り。
八尋殿の前で左右の神服織機殿神社末社八所のうち六所にもお参りした。(しかし、よくよく考えてみると末社の神様も仮殿である八尋殿へ仮遷座されているはず。)
そして、こちらが解体が開始された神服織機殿神社(皇大神宮所管社)。瑞垣はすでに御造替されていた。その中での作業は注意を要するだろう。少しずつ丁寧に作業は続けられた。
こちらは神服織機殿神社の瑞垣の中にまつられていた神服織機殿神社末社八所のうちの二所の社。
神服織機殿神社の社殿からは
用材が順次に取り外されていった。
解体作業を拝見していると社殿の構造がよくわかる。
雨風に晒されていない場所は新品ではないかと思えるほどの表情を見せてくれた。
作業がさらに進むと千木の重なり具合も・・・
これらの作業のなかで「ギーッギー・・」と釘抜きで釘が抜かれる音が聞こえた。屋根に張られた板は釘で固定されているのか。
屋根の板材がすべて取り外された頃、休憩時間となった。
解体作業途中の神服織機殿神社。
新しくなるのが楽しみだ。
また、神服織機殿神社の前では神服織機殿神社末社八所のうちの二所の解体準備が進められていた。
石畳のお白石はひとつひとつ・・・取り上げられると
まとめて運搬車へと載せられた。
今後の御造替を楽しみにしつつ神服織機殿神社を後にすることにした。
これから解体される神服織機殿神社末社八所の姿を目に焼き付けてから・・・
参道を戻ると
神服織機殿神社を後にした。
明日にでも時間が取れれば再訪したいものだ。