2014年11月16日(日) 伊勢大神楽(頭之宮四方神社にて) (車、徒歩)
大紀町大内山に鎮座する頭之宮四方神社にお参りしたのは例祭に加え、境内にて演じられる伊勢大神楽をを拝観するためだった。
例祭にて奉幣、祝詞奏上、祭詞奏上、舞楽奉納が終わり玉串奉奠が開始された頃、境内の片隅では伊勢大神楽が開始を告げた。
【参考】
- 例祭(頭之宮四方神社) 2014年11月16日
例祭を最後まで拝観したい気持ちもあったのだが、初めて目にする伊勢大神楽の魅力には勝てなかった。拝殿前を後にすると伊勢大神楽の楽が奏でられる方へと足が向いてしまった。
会場へ到着するとすでに始まっていた。
【動画】 6分11秒(16.0 MB )
【動画】 1分15秒(12.8 MB )
伊勢大神楽とは桑名市の増田神社に集結して総舞を奉納する講社が舞うものだと思っていたのだが、頭之宮四方神社にて伊勢大神楽を演じたのは別の社中「木村利太夫社中」だった。
【参考】
伊勢市および周辺地域で執り行われる御頭神事についてはかなり追っかけているので馴染みが深いが、伊勢大神楽は初体験だったので撮影しつつ拝観するので精一杯だった。とは言え、舞と楽だけではなく、曲芸や話芸も楽しめる伊勢大神楽は観客を巻き込み見学者も参加している気にさせてくれるワタシ好みの芸能だった。何度でも見たいものだ。
【参考】
伊勢大神楽では多数の舞や曲芸が演じられそれぞれに名前が付けられているようなのだが、伊勢大神楽初心者の私には解説もできない。今回は写真と画像の列挙のみとなるが何となく雰囲気は楽しめるだろう。
獅子頭と天狗の舞が続くなか、拝殿にて斎行されていた例祭は終了し、奉仕員が退下となった。
参進を開始した場所へ戻ると
その前の建物の中へ・・・。例祭が粛々と終えられたその隣では
横笛を使った曲芸が演じられていた。笛を高くまで投げ上げてキャッチする・・・など。
続いては観客や
ひとりの演技者に悪戯するもうひとり。
悪戯ものの後ろに隠れて・・・。
観客を笑わせつつ、真剣な演技も。観客を引き込んでいった。
最初は椅子に座っている観客だけだったが、徐々に増えてきた。
観客をうっとりさせる演技と
笑わせる演技、この緩急、メリハリがなかなかいい。
棹を何本も繋ぐと上部がどんどん天空へと伸びて行った。
棹の先は地上より10m近く伸びただろうか、
しなる棹をグルグルと回すとその先端からは紙テープが放たれた。
【動画】 16秒(2.8 MB )
まだまだ続く・・・
掛け合い漫才か?
そして待望の獅子舞。
・・・
【動画】 1分09秒(11.9 MB )
前半が終了し、休憩中に観客は頭を噛んでもらった。この御頭は優しくガブリではなくかじる感じで上品な噛み方だった。
しばしの休憩を終えると傘を使用した曲芸が始まった。まずは玉を回し、
湯のみを回し、
桝を回した。視線がいいね!
回し終えた桝で美味そうに一献、いや・・・○○献。
さらに曲芸、
獅子舞、
【動画】 2分20秒(12.6 MB )
曲芸、
獅子舞、いや軽わざ?
獅子が肩の上に立ち上がると
かなりの高さになる。この状態でぐるぐる・・、
その後ろをひょっとこが追いかけて・・・。
獅子が肩車状態になると
ひょっとこも現れた。
頭之宮四方神社 例祭の締めとなる餅まきの開始時刻が迫ってきたため、伊勢大神楽は以上で終了となった。
お疲れさま。また、来年も見たい!
二時間以上があっという間だった。
【 20141116 の記録 】
- 七保のお葉つきイチョウ(大紀町野原)
- 遷御の翌週に訪れた瀧原宮
- 初めて訪れた頭之宮四方神社(大紀町大内山)
- 例祭(頭之宮四方神社)
- 伊勢大神楽(頭之宮四方神社にて)