2017年02月11日(土) 八柱神社での官舎神社神宝神事(伊勢市小俣町元町) (車、徒歩)
小俣神社(豊受大神宮 摂社)から隣の八柱神社へ移動した。
今日は官舎神社神宝神事が斎行される日で
官舎神社での神事を終えた御神宝(獅子頭)は、最初にこちらへの巡回となる。官舎神社での様子と神宝神事(御頭神事)の詳細については過去の記録に譲るとして、ここでは概要を写真の列挙でまとめておくことにする。
【参考】
- 御神宝神事(お頭神事)(官舎神社) 2015年02月11日
八柱神社の参道入口の両側には幟旗が立てられていた。地元の方に確認するとここに幟が立てられるのは今回と秋の祭典の年に二回だとのこと。
鳥居をくぐり参道を進むと石の蕃塀の先にある拝殿には幕が張られ、提灯が掲げられていた。
しばらくすると「官舎神社神宝神事」の幟旗を掲げた軽トラが現れ、大きな太鼓が降ろされた。
また、別の車輌から本日の主役である獅子頭が降ろされると拝殿の目に並べられた案に運ばれた。
境内では役割を終えたしめ縄がどんど火で焚き上げられていた。
関係者により拝礼を終えると
獅子頭が動き始めた。
動き回る獅子頭から紙垂を奪い取る女性に男性。
紙垂が少なくなり頭がスッキリした頃
新たな紙垂が追加された。
茣蓙の上に横たわりる獅子頭から
恐る恐る紙垂を引きちぎろうとする子どもたちの姿が微笑ましい。腰の引け具合がなんとも言えない。
子どもたちの興味と勇気が恐怖を上回った時、その手の中には紙垂が握られている。
小さな可愛い女の子も頑張っていた。自力で手にすることが重要だ。
この頃には神社前に多数の自転車が停まっていた。
御神宝(獅子頭)の舞よりも子どもたちの勇姿が気になってしまった。
大いに紙垂を取られた獅子頭は、
刀を手にすると悪魔祓いを舞った。
私と対面すると私も切り祓われた。
以上で八柱神社での獅子舞奉納を終えると獅子頭の口には多数のおひねり(賽銭)が納められた。
地面に残されたおひねりが拾い集められるなか、獅子頭による噛みが開始された。
一年間の健康を願い、または試験合格を願い多数の参拝者が列をなして頭を噛んでもらっていた。
私は午後からの古文書勉強会のため、八柱神社を早々に後にした。