2016年04月03日(日) 横輪桜(伊勢市横輪町) (車、徒歩)
伊勢市小俣町湯田の有田神社を後にすると横輪町へ向かった。桜三昧だ!
横輪町にある横輪桜はこの地にだけ咲く、独特の桜だ。
横輪桜
横輪町にのみ存在することから、この地域では横輪桜と呼ばれています。横輪桜には江戸時代後期に、桂林寺にあったものを村人が持ち帰り増やしたものとされています。 この桜は雄しべが変化した花びらが1枚以上ある花が混在し、12枚以上の花びらをもつ花もあり、年を重ねるごとに花数が増し、樹全体が花で覆われるようになります。開花時期はソメイヨシノより数日遅れますが、新芽が伸び始まると同時に、濃いピンク色で香りのある大輪の花を咲かせます。なお、平成23年に専門家の調査により今まで知られていない新しい園芸品種であることがわかりました。
現地に到着すると横輪公民館前の駐車場へ(この時期は駐車場は有料で、協力金として500円)。
まずは、雄しべが変化した花弁を求めて横輪川の上流方向へ向かうと飛滝の入口付近でパチリ。次の写真には、花は雄しべが花弁化した花を見ることができる。
数々の横輪桜を愛でると横輪川の川辺へ移動した。
川の中程まで飛び石となっていたので、滑らないように注意してトコトコトコ。
こんな所からも生え出している力強さも。
再び川のなかからパチリ。
あれに見えるは共栄橋。橋の下ではバーベキューが始まっていた。
この付近で「←お花見場所」の看板を見つけると民家の庭へ進んだ。そこでは奥さんがいろいろと語ってくださった。横輪川に咲く桜の木のいわれなど・・・。
そんな話を伺いながら横輪桜をパチリ。まさにここは「お花見場所」だった。
お礼を述べるこちらを後にして、木間々な美術館を目指した。
風景を楽しみながら・・・
こちらは横輪桜発祥の地とされる桂林寺。
桂林寺を背にするとその先に見えるのは宮山。
宮山(みややま)
明和8年(1771)10月5日 横輪村と矢持村の庄屋が会議で、矢持上村の熊野神社を横輪向山に分社し、お宮さんを建立したことから宮山と呼ばれるようになりました。明治42年当時、沼木村の5地区(横輪・矢持・上野・円座・神薗)にあった各神社が一つに合祀され、現在は沼木神社として、上野町に祀られています。
宮山は、散策しやすい円形の小高い山で、山頂より集落を一望出来ます。春には横輪桜が咲き乱れ、秋には棚田に稲穂が稔り、里山が紅葉する姿は大変美しく目に映ります。
桂林寺を後にすると
この地に多数残されている石垣や
横輪桜を楽しんだ。
ところがこんな光景も目にしてしまった。それは、昨年は倒れそうにしながらも辛うじて建っていた家屋がついに耐え切れずに横たわっていたのだった。
【参考】 桜の最盛期を終えた横輪の町散策(伊勢市横輪町) 2015年04月12日
その後も山里の風景を楽しみながら散策を続けると
崩れる石垣や
こんな石も発見。何とかハート型だ!
このここから木間々な美術館へ立ち寄ってから横輪公民館の駐車場へ戻った。
その途中では、昨年も見かけた荒堀橋の銘板。
【 20160403 の記録 】