神嘗祭に向けた忌火屋殿での御酒作り(内宮)

2014年10月02日(木) 神嘗祭に向けた忌火屋殿での御酒作り(内宮) (車、徒歩)

今月は神宮の正月であり神嘗祭が執り行われる。そのために御塩殿では堅塩が焼き固められ、機殿(神麻続機殿神社、神服織機殿神社)では神御衣が奉織される。御酒についても御酒殿にて御酒殿祭が斎行された後、忌火屋殿で御酒の一部が醸造される。

【参考】

 

内宮の第二鳥居をくぐり参道を進むと左手には神楽殿、五丈殿、四至神(石神)と続き、少し奥まったところには忌火屋殿が建っている。ひっそりと佇ずむ忌火屋殿だが今日はいつもと様子が異なっていた。殿内には明かりが灯され屋根からは緩やかに煙が漂っていた。

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

殿内に明かりが灯る忌火屋殿(内宮)

殿内に明かりが灯る忌火屋殿(内宮)

 

三節祭(6月と12月の月次祭および10月の神嘗祭)では御酒として白黒醴清(しろくろれいせい)と称される白酒(しろき)、黒酒(くろき)、醴酒(せい しゅ)、清酒(せいしゅ)が献じられる。なかでも白酒および黒酒、醴酒は忌火屋殿にて神職の手で作られるそうで、忌火屋殿にて奉仕が始まったのだろう。

現在は六月、十月、十二月の各一日に内宮神楽殿の隣にある御酒殿神社で御酒殿祭をし、四日市市垂坂町の麹協同組合から奉献される忌麹(いみこうじ)をお供えして、酒作物忌が奉仕した故事を受け継いでよい白酒・黒酒ができますようにと祈り、あわせて全国の酒造業界の発展を祈願し、神宮神田で収穫し、御稲御倉に奉納してあったお米を厳選し、忌麹と外宮の上御井神社の御水を用いて忌火屋殿で、この日から十日間をかけて醸造する。
( 「伊勢神宮の衣食住」矢野憲一著(角川ソフィア文庫)より引用 )

 

御正宮にお参りしてから荒祭宮へ向かう参道脇に建つ御稲御倉。こちらには神宮神田にて収穫された抜穂が保管されている。三節祭の前には御料として用いる稲をお下げする神事「御稲奉下(ごとうほうげ)」が執り行われるそうだ。一度拝観してみたいものだ。

御稲御倉(内宮)

御稲御倉(内宮)

 

忌火屋殿は御稲御倉の裏手にあり、参道からこのように望める。

御稲御倉付近から望む忌火屋殿(内宮)

御稲御倉付近から望む忌火屋殿(内宮)

 

屋根に開けられた煙抜きからはまだ煙が漂っていた。

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

 

荒祭宮にお参りしてから忌火屋殿付近へ戻ると

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

 

奉仕はまだ続けられているようだった。殿内の様子をうかがい知ることはできないが夢想して・・・・

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

殿内に明かりが灯る忌火屋殿(内宮)

殿内に明かりが灯る忌火屋殿(内宮)

 

忌火屋殿を後にした。

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

屋根から煙が漂う忌火屋殿(内宮)

 

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