2015年07月26日(日) 第16回 御塩道を歩く(外宮にぎわい会議 主催)、二軒茶屋餅〜外宮 (徒歩)
近鉄ハイキング『冷や冷や夏呑みハイキング-船参宮のなごり二軒茶屋「伊勢角屋ビール」』 にて到着した川の駅 二軒茶屋(勢田川)。
目の前には近鉄ハイキングとは雰囲気が異なる一行、幟を立て辛櫃を担いでいる。「あっ、そうだ。御塩道!」外宮にぎわい会議が主催する「第16回 御塩道を歩く」が開催されていることを思い出した。今日だった!
先週に御塩道を歩いた私だったが、「御塩道を歩く」の一行に遭ってしまったからには後を追うしかない。「近鉄ハイキング」が、いきなり「御塩道を歩く」に転換された瞬間だった。
【参考】
- 御塩道ウォーク 2015年07月18日
その場で頂いた広報用のパンフレットはこちら。これによると「御塩道を歩く」行事は八月朔日(八朔)に実施される『伊勢神宮 外宮さん ゆかたで千人お参り』行事の関連事業として実施されているとのこと。
紹介文をパンフレットから抜粋するとこちら、
第16回 御塩道を歩く(主催 外宮にぎわい会議、協力 神宮ボーイスカウトビーバー隊・皇學館大学・伊勢商工会議所女性部)
「外宮さん ゆかたで千人お参り」に先立ち、神宮古来の「御塩調進」にならって、二見の浜で汲んだ海水を焼き上げます。出来上がった塩は唐櫃(からひつ)に納め、それを担いで、昔通りに「塩の道」を歩いて外宮まで運び、奉納します。また、8月1日(土)の「外宮さん ゆかたで千人お参り」のときに、参加者に無病息災を祈ってこの御塩を進呈します。
御塩道をあるいてみませんか!
日時 平成27年7月26日(日) 午前8時~正午ごろ
集合 午前7時30分 二見総合支所
参加費 一人500円(保険代など)
服装 なるべく白い服装・運動靴、帽子、タオル、水筒など御塩道を歩くに先駆けて、神前海岸にて禊と潮汲み 7月12日(日) 集合:午後1時 岩戸館
二軒茶屋餅付近にて「御塩道を歩く」の一行を見送ると
私は近鉄ハイキングでの最後のお仕事(試飲のビールを飲み干すこと)に勤しんだ。
(前回参加した時は、試飲といいつつかなり大きなサイズのカップ(おそらく商品と同サイズ)だった。今回は文字通り試飲サイズのカップ。まぁ、これから「御塩道を歩く」の一行を追いかける身としては暑気払い、お清めとして適度な量だったのだろう。これも神の計らい。)
試飲後に、伴走車で「御塩道を歩く」の一行をフォローしていた外宮にぎわい会議の知人とこちらの駐車場にて挨拶を交わすとこの場を後にして一行の後を追った。
これは伊勢角屋麦酒の建物の角にも設置されている「倭姫ろまん ここは 御塩みち」の案内板。
それにしても一行が出発してからかなりの時間が経過してしまった。もちろん彼らの姿を見ることはできない。急がねば・・・
すでに歩き慣れた御塩道を・・・ 急ぎ足で(しかしアシスト自転車には追いつけない・・・)
三重県立伊勢工業高等学校の先、神久交差点(二見街道)付近に幟が見えたが
神久交差点にたどり着いた時には人影もなかった。
神久交差点で二見街道を横断すると楠木商店の先を左へ折れた。
後は民家の間を道なりに進むとこの場所で右折。(楠木商店からここまでの間に南無円満地蔵尊、この丁字路の左手に宇治道慈悲地蔵がまつられ、さらには前方に見える松の木の下には寝起松神社がまつられている。今回は心の中でのお参りのみ・・・)この丁字路を右折すると
前方に人影を発見。先ほど二軒茶屋餅の前で見かけた幟だった。結局休憩地点である旭湯まで追いつくことができなかった。
私が旭湯へ到着すると大人は冷茶と塩昆布のおもてなしを受けて休憩中、しかし神宮ボーイスカウトビーバー隊の子どもたちは元気々々、旭湯の御主人が準備してくれた半紙に向かうと墨と筆を使って『御塩道』の文字を認めてから署名。即席の書道会となっていた。
私も冷たいお茶を頂いた。ありきたりの表現であるが「生き返った!」
しばしの休憩を終えると集合写真をパチリ・・・と撮ってから出発となった。次の経由地は外宮参道。
旭湯の前、勢田川に架かる清浄坊橋の親柱には、紙垂を付けた笹が立てられ、
「御塩調進」と記された半紙が貼られていた。
旭湯の御主人が手にした汐湯で道先を清めながら先導すると
「御塩道を歩く」の一行が清浄坊橋を渡った。
一行は順調に進むとかねやすの前を通過。
ここでは私が歩いていたルートとは異なるルート(私は左折して近鉄の高架をくぐったが、ここは直進)を取った。
八間道路に出ると横断歩道を渡った。
近鉄の高架をくぐってJR参宮線 吹上町踏切方向へ進むと「SANCO 伊勢市駅北口」 バスのりばを通過。
吹上町踏切を渡ると右側通行で・・・
吹上交差点で道路の左側へ渡ると
新しく設置された案内板の左側路地を進んで外宮参道を目指した。
外宮参道では伊勢商工会議所女性部木遣りの面々が待機し、「御塩道を歩く」の一行を迎えてくれた。
木遣り唄の後、
【動画】 25秒( 2.1 MB )
この角にて辛櫃を下ろしての休憩となった。
休憩を終えると木遣りを先頭に「御塩道を歩く」が再開された。
【動画】 1分00秒( 4.8 MB )
外宮前交差点にて赤信号、
この場でも木遣りを披露!
【動画】 33秒( 2.7 MB )
信号が青に変わると外宮の表参道口へと進み
火除橋の手前に辛櫃が下ろされた。
この場所にて
伊勢商工会議所女性部による木遣り唄、「御塩の道を幾度と歩き」のフレーズが印象的だった。
【動画】 1分11秒( 5.7 MB )
木遣りの声援を受けると「御塩道を歩く」の目的である「御塩調進」、「神楽殿での奉納」が待っている。
無事ここまで辿り着けたことへの挨拶の後、一行は
火除橋を渡ると
表参道を進んだ。第一鳥居、
さらに、
第二鳥居をくぐると
その先を右へ
神楽殿の前へと到着した。
そして、辛櫃で担いで運ばれた御塩は神職に手渡された。
以上で「御塩道を歩く」一行の目的は達成された。一行はこの後神楽殿にて御神楽を奉納するとのことだった。
私はこの場を後にすると御正殿にお参り、別宮には遙拝を済ませた。
今回は参加ではなく、途中から追いかけただけだったので、来年は『第17回 御塩道を歩く(外宮にぎわい会議 主催)』にて最初から共に歩いてみようと思った。何事も経験なので、辛櫃を担いでみたいし・・・。
やりたいことは尽きない。10人分くらいの分身が欲しい!