伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

2017年01月22日(日) 伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅) (徒歩)

近鉄宇治山田駅で用事を済ませると構内の一画へ向った。

近鉄宇治山田駅

近鉄宇治山田駅

 

その場所はこちらで、さらに近づくと

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

 

そこには伊勢のお木曳車(奉曳車)の車輪材が展示されていた。(展示は、2016年12月〜2017年05月の予定)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

 

そこにはこんな説明書きが添えられていた。

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

 

◇車輪材について◇
お木曳車の車輪に使う原木は、かつては日本各地から材質の硬い広葉樹の大木を探し求めていましたが、現在ではこのような大木は国内には現存せず、今では地球規模での調達が必要となっています。

この原木は、南アフリカ原産のブビンガという非常に硬い木であり、高い耐摩耗性や強度を持つだけでなく、外観的にも重厚で、色彩的にも独特の美しさがあるため大変魅力的な木材だといえます。

[ isesengu ]  [検索]

 

ここで紹介されているように車輪の原木は海外から調達されたものである。やはり文化や伝統は変化しないと維持できない。とにかく、それらの継承とは軸となる精神がブレなければ何も問題はないだろう。

そんなことを考えながら、説明にもあるキーワード[isesengu]で検索すると伊勢御遷宮委員会のホームページにたどり着く。しかし、最新の「伊勢のごせんぐう」広報誌は掲載されていないし、残念な状態になっていた。「伊勢 神話への旅」ホームページと銘打ち伊勢御遷宮委員会が運営しているのだから、もっとタイムリーに更新すればいいのに。(残念)

 

話を元に戻すと、こちらに展示されている車輪材には

※触れて木の硬さを感じて下さい。大樹のパワーを頂こう!

と記されていた。

触ってもいいとのことなので、私と【キタヰの妻】は撫でて叩いてみた。説明にあるように確かに硬い木だ。

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示(宇治山田駅)

 

お木曳車(奉曳車)にはこんな感じで使用されている。

第45回 初穂曳(外宮領陸曳) にて

神嘗祭 初穂曳(外宮領陸曳)

神嘗祭 初穂曳(外宮領陸曳)

 

そうそう、かなり寄り道してしまったが、この場所を訪れた目的は別にあったのだった。それは車輪材の背後に展示されている写真だ。車輪材の大きさで隠されるように目立たないでいるが、写真の右下には「写真/松原 豊」と記されている。

伊勢のお木曳車 車輪材の展示、写真:松原豊(宇治山田駅)

伊勢のお木曳車 車輪材の展示、写真:松原豊(宇治山田駅)

 

松原さんは現在私も参加している「写真好学研究所」の主宰者で毎日各地を飛び回っている写真家だ。私が松原さんと出会ったのはこの写真が撮られたあの暑い夏だった。懐かしく思い出しながら魅入ってしまった。

【参考】

 

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