2016年06月25日(土) 古殿地の石は?、佐美長神社(伊雜宮 所管社) (車、徒歩)
伊雑宮(皇大神宮 別宮)に続いて訪れたのは伊雑宮の所管社である佐美長神社。宮前書店の裏にある志摩市の敷地へ車を駐めると佐美長神社へ向かった。こんなところにも「伊雑宮 御田植祭」の幟が残されていた。
複雑な交差点の横断歩道を渡ると佐美長神社の鳥居をくぐった。
雨に濡れて滑りやすくなった石段を注意しながら一歩々々・・・
石段を上り詰めると視界が開ける。
左手に鎮座するのが佐美長神社で前方に見える四宇の小社は佐美長御前神社四社だ。
両社にお参りを済ませると以前から気になっていた
古殿地に置かれている石に注目した。
これ、
これだ。
佐美長神社以外でも自宅近くに鎮座する河原神社(豊受大神宮 摂社)の古殿池にも同様に置かれている。先日、河原神社の石を見かけたので気になってしまったのだろう。
【参考】
- 変わりないご近所の河原神社(豊受大神宮 摂社)、毛理神社(同末社)を同座 2016年06月18日
この後、志摩市歴史民俗資料館を訪れたのは尋ねる先は異なるだろうなと思ったのだが(伊雑宮で尋ねれば良かったのだが先に訪れていたので)、資料館で「佐美長神社の古殿地に置かれている石は何でしょうか?」と質問してしまった。すると、さすがに資料館でも即答ができなかったので館長の﨑川さんが調べますと私の疑問を受けとめてくれた。
翌日、早速に
「神さまがいたところに印がしてあります。
名前はありません。」との簡単な返事でした。
との回答をいただいた。(感謝)
佐美長神社としては的を得た回答である。お伊勢さん125社のなかで別宮までは覆屋が置かれているが、摂社・末社・所管社では佐美長神社と河原神社以外でこのような例はないのではないか。
すると、何故にこの印が置かれているか、誰かが石を置いたらそれが前例となり継続されているのか? そんな偶然性? 疑問の解が疑問を生み、疑問の連鎖は途絶えることはない。