2014年11月30日(日) 長峯神社(伊勢市古市町) (徒歩)
倭姫宮のお白石持行事を終えてから古市街道を散策した。
古市郵便局から内宮方向へ進み近鉄を越えると左手に長峯神社は鎮座している。
鳥居をくぐると
左手に説明板がある。
伊勢古市
長峯神社(ながみねじんじゃ)
主祭神 天鈿女命(あめのうづめのみこと)
長峯神社は天鈿女命をはじめ八柱の神様をおまつりしております。天鈿女命は古事記、日本書紀に記されているように、天の岩戸開きのとき岩屋の前で神楽(おかぐら)を舞った最初の神で、古来芸能の祖神とたたえております。
天孫降臨の後、猿田彦命を伊勢に送られ、伊勢の開拓に当られ、皇大神宮ご鎮座と深いかかわりをもたれました。御鎮座地の古市は長峯と呼ばれ、桜木町に至る丘陵地の総称であります。外宮から内宮に至る参宮街道の中間にあたり、全国から参宮される旅人のいこいの場として栄えました。この長峯からは江戸時代、伊勢音頭を生み、歌舞伎が盛んに上演され古市歌舞伎の名を全国に響かせました。これらも芸能の祖神の御加護のお陰であった事は申すまでもないことでしょう。
御祭神の御神徳は芸能の守護神として、又福の神としても名高く幸福をもたらす神であり家運隆祥福徳円満の神であり、御祭神を崇敬することによりますます神が授かると言われ芸能を志す人には芸道上達を約束されます。御鎮座地は十遍舎一九の「東海道中膝栗毛」で弥次喜多とこの地に至っており寒風の名所であると言っております。御社殿の前の多いな松が往時をしのんで生きております。
倭姫宮のお白石持行事にてお白石を奉献した長峰連合が桜木町、中之町、古市久世戸、桜が丘、五十鈴ヶ丘の五地区で構成されていた理由がこの説明「御鎮座地の古市は長峯と呼ばれ、桜木町に至る丘陵地の総称であります。」にあった。
また、この説明にある「往時を偲ぶ松」を確認することなく、長峯神社を後にしてしまった。次回の訪問時にはぜひとも松を確認しよう!
【参考】
鳥居をくぐりまっすぐ進むと社務所があり、
その向かい側には手水舎がある。
そして、こちらが境内の奥にある拝殿(本殿?)。
お参りすると視線の先には立派な御扉を望むことができる。
落ち葉をパチリとしてから長峯神社を後にした。
この後も古市街道を歩き、伊勢古市参宮街道資料館を目指した。
【 20141130 の記録 】
- 第62回神宮式年遷宮 お白石持行事、 倭姫宮奉献
- 長峯神社(伊勢市古市町)
- 伊勢古市参宮街道資料館26年度後期特別企画展「御師」