2015年03月07日(土) 蘭宇氣白神社(松阪市柚原町) (車、徒歩)
津市白山町に伝わる白鷺伝説にまつわる白山比咩神社七社、七白山めぐりの最後は松阪市飯福田町にある飯福田寺境内の白山比咩神社跡だ。ところが、今は跡地となってしまった飯福田寺境内の白山比咩神社はこちら蘭宇氣白神社に同座されているとのこと。それを知ってしまったら訪れない理由はない。
【参考】
六社めの竹原神社を後にすると、津市美杉町竹原から君ケ野ダムへと駆け上ると清水峠を越え飯福田寺へ向かう途中で蘭宇氣白神社への寄り道となった。
SANCO 柚原 バスのりばの脇を通り過ぎるとその先はかなり幅の狭い道が続く。
どこで対向すればいいのか? とにかく前へ進むしかない。途中でこんな道標や
鳥居と常夜燈を通り過ぎると
やっと蘭宇氣白神社に到着。鳥居の右側には数台分の駐車スペースが準備されている。
この付近は何とも空気感が違う。その理由は湿度が高いからだけではないようだが・・・。
苔むした中、鳥居をくぐり橋を渡ると参道は左へと折れる。
多数の鳥居をくぐろうとすると、右手上方に建物が望める。
多数の鳥居をくぐり抜けるとその先にはこの手水舎がある。
なお、左側にはこの川が流れている。それにしても荒々しい雰囲気だ。ここも空気感が違い。
この川を背にすると鳥居の先には苔むした石階が続いている。
参道をさらに進むと左手には二組の夫婦杉。
急な石階を登ろうとしたら、鳥羽市にある丸興山庫蔵寺の山門への石段を思い出してしまった。
帰宅後に写真で確認したら全く別物だったが、これほど荒々しい雰囲気の石段に思えてしまったのだろう。それはこの神社の空気感がそうさせたのかもしれない。
【参考】 丸興山庫蔵寺 2013年01月12日
一歩一歩を踏みしめながら石階を登ると拝殿に到着。前面から全景を確認することはできない。
お参りを終えてから拝殿に掲げられていた御祭神を確認したが、ここに菊理比咩命(菊理媛神)の名を見つけることができなかった。もしかすると別名があるのか?
石階の上のスペースが狭いため全体をカメラで捉えることはできなかったので本殿をパチリ。
拝殿をパチリ。
ひとりでこの場にいるとこの世界に取り込まれそうな、特別な空気感を背にしながら鳥居をくぐり返した。
この後は本来の目的地である飯福田寺へと向かった。