2015年06月21日(日) 鏡宮神社(皇大神宮末社)に残された松明の跡、月次祭の名残? (車、徒歩)
月讀宮を後にして帰宅する予定だったが、次の二つのことが頭に浮かんだので内宮(皇大神宮)の第一摂社である朝熊神社へと向かった。
- 第62回神宮式年遷宮に伴い、御造営や修繕は始まっていないのか?
- 先日訪れた外宮(豊受大神宮)の第一摂社である草奈伎神社と同様に月次祭の名残はないのか?
中村町から楠部町、鹿海町へと車で移動すると堀割橋で五十鈴川を渡って朝熊町へ入った。堀割橋を渡ると五十鈴川右岸の堤防道路を進んだ。そして到着したのが鏡宮神社(皇大神宮末社)付近。朝熊山、伊勢志摩スカイライン方向には雲が降りていた。
朝熊神社へ向かう予定だが、目の前にお伊勢さん125社があるのにお参りしない理由はない。そこで、まずは鏡宮神社(皇大神宮末社)への参道、階段を下った。
「定」の立札を過ぎ
鳥居と社殿がはっきりと見えたこの場所であることに気付いた。
参道や祓所ではなく、玉砂利が敷かれていない土の一部分が黒くなっていた。
近づいてパチリ。
黒焦げた場所の近くには
炭化した小さな木片が二つ。
さらに、その近くにはこんなにも・・・。
これはおそらく松明(しょうみょう)を焚いた跡だろう。
帰宅後に神宮要綱を確認すると神宮祭典摂社末社所管社日時表には皇大神宮「朝熊神社以下三社」となっていた。豊受大神宮の場合は「草奈伎神社」としか書かれていない。すると朝熊神社および朝熊御前神社、鏡宮神社の三社にて月次祭が執り行われたと想像できる。
そういえば、偶然にも拝観できた元始祭もこの三社にて斎行されていた。
【参考】
- 元始祭(朝熊神社、朝熊御前神社、鏡宮神社) 2015年01月03日
続いては、神宮司廳 営繕部管理課が発注者となっている朝熊橋で朝熊川を渡ると
下流方向には左側に鏡宮神社、右側に朝熊神社、そして正面には朝熊川、さらにその先は五十鈴川との合流点となっている。
橋を渡って左方向へ進むと朝熊神社「定」札の先に石階が続いている。
多数のサワガニに出迎えられながらさらに石階を上ると
こちらに鎮座する朝熊御前神社、朝熊神社に右から左、奥から手前の順でお参りした。
その後、月次祭の名残を探してみたが全く見つけることができなかった。
やはり、月次祭では朝熊神社、朝熊御前神社、鏡宮神社の三社で祭典が執り行われ、松明は鏡宮神社にて準備される。のだろう。(?)
【 20150621 の記録 】
- 社殿の裏手にある石積の石壇、宇治山田神社(皇大神宮摂社)
→ お伊勢さん125社の摂社・末社等に置かれているバケツの正体 - 改修工事中の秋葉神社(伊勢市中村町)
- 雨の日なお美しい月讀宮、葭原神社(皇大神宮別宮および末社)
- 鏡宮神社(皇大神宮末社)に残された松明の跡、月次祭の名残?