2016年03月12日(土) お伊勢さん125社まいり 田丸・外城田めぐり (車、徒歩)
本日は予定が入っていなかったのだが、晴天に誘われてとにかく外へ出ようと・・・。思いたったのは最近興味を持っているモノクロ写真、「お伊勢さん125社をモノクロームで撮ってみよう!」と。さらに「できるだけ歩いたことがない道を歩こう」と。
それなら、カメラを手にしてお伊勢さん125社を巡り始めた最初の巡りルート + α を歩くことにした。
【参考】
- 外城田めぐり 2010年03月13日(土)
そこで、本日巡った主要はポイントは次の通り。 (赤文字はお伊勢さん125社)
玉城町役場 → 田丸神社 → 坂手国生神社 → 棒原神社 → 蚊野神社 → 御船神社・牟弥乃神社 → 御船神社 → 田乃家神社・田乃家御前神社 → 幸神社 → 津布良神社 → 山田寺 → 鴨神社 → 田宮寺神社 → 田宮寺 → 鴨下神社 → 田丸城址 → 玉城町役場
いつもならもっと早くから行動するのだけど、当日に思い立った計画だったため出発地点とした玉城町役場の駐車場へ到着したのは9時を回っていた。9時15分に玉城町役場を出発すると
【玉城町役場】
お城広場の脇を通り、その先
突き当りに鎮座する田丸神社を訪れた。
【田丸神社】
掲示板には「氏神様に日々感謝」の文字、さらにその隣にはよく見かける「凛として」。
手水を受けて心身を清めると石段を上り、拝殿前の鳥居をくぐった。
お参り。本日も瑞垣御門の御扉は開かれていた。
さらに、木花咲耶姫命がまつられている浅間神社にお参りし「願かけなで牛」をパチリとすると脇の参道から田丸神社を後に。
この先は先日歩いた伊勢本街道の逆ルート。
【参考】
- 伊勢本街道、相可から城下町田丸へ 2016年02月06日
こちらは伊勢本街道から坂手国生神社(皇大神宮 摂社)へと右折する羽根の十字路。常夜燈を右手に見ながら右折・・・。
【坂手国生神社】
右折すると右手の竹林の奥から牛尾崎池がキラキラと輝くのを見ながら進む。しばらくすると私がお気に入りな坂手国生神社(皇大神宮 摂社)に到着する。車道脇にある参道入口へ入ると緩やかな石畳が真っ直ぐに続いている。石畳へ入ると左側には紀州藩が建立した「禁殺生」石が建っている。参道を進むと右手に見えていた車道は見えなくなる。
そして、たどり着いた先が坂手国生神社、お参り。
坂手国生神社を後にして先ほどの羽根の十字路まで戻ると伊勢本街道へ戻った。
道なりに進むと「茶屋」の地名板。この辺りまで来ると次に訪れる棒原神社(皇大神宮 摂社)の社叢を遠望できる。まずは、あの森の裏側へ・・・。
遠くから踏切の警報機の音が聞こえたら、JR参宮線が通過した。
棒原神社の参道入口がある道路が下水道工事中だった。通行止となっていたが、交通整理のおじさんに「そこにある神社に行きたいのですが!」と言ったところ、「有名な神社だそうで」「私に付いて来て下さい。」と工事現場の真横を先導してくれた。工事現場を通り抜けてから振り返ってパチリ。
そして、こちらは参道入口にあるカーブミラー。ミラーには棒原神社の急な石段が・・・
【棒原神社】
こちらはの階段は下部と上部に分かれている。下部の急な階段を登るとこちらもで「禁殺生」石が建てられていて、棒原(すぎはら)神社と刻されている。
上部の階段を登るとお参り。
上部の階段を下ったところから前方を遠望。この先には次に訪れる蚊野神社の社叢を確認できる。
下部の階段を下らずに、水平方向へと続く道を進むと土道の下り坂、数段の階段を下りた後、民家の間を通り抜けるとJR参宮線 前川踏切へたどり着く。踏切を渡り、真っ直ぐに進むと蚊野神社。
途中で振り向くと棒原神社の社叢をパチリ。
外城田川に架かる橋の手前から蚊野神社の方向をパチリ。
【蚊野神社・蚊野御前神社】
社叢を左方向へ巻いて正面の入口へたどり着くと数段の石階をトントントン・・
参道の先には
蚊野神社の社殿が望める。
お参りしてから猿頭門の屋根をパチリ。
蚊野神社を後にすると
来た道とは逆方向へ進むと民家の間を抜け、柿畑を眺めながら
この場所に到着。農道を真っ直ぐに700mほど進むとその先にまつられているのが御船神社。
途中でもパチリ。
外城田川を渡るとすぐそこに。
【御船神社・牟弥乃神社】
御船神社にたどり着くと正面の階段には、左側に自然石で作られた巨大な常夜燈、さらに右側にはここでも「禁殺生」石が建てらている。
少し斜めに見える石階を上るとこの先に空間が広がっている。
お参り。
石階上部の両側にはこのように水の通り道が準備されている。
石階を下ると次に訪れる朽羅神社を遠望した。
農道をてくてくと歩くと目の前には朽羅神社の社叢。
【朽羅神社】
参道を進みお参り。日差しが眩しいほどだった。
こちらにも「禁殺生」石。
この季節もいいが、田植えが終わり、稲が青々と生長した時、稲穂が頭を垂れる時、雪が積もった・・・結局どの季節でも素晴らしいのだ。
朽羅神社を後にすると原交差点で県道13号を横断すると
少しの区間だけ熊野古道伊勢路を歩き、「國束寺観音道 是より三十丁」の道標へ到着。
【参考】
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に(田丸から成川まで) 2013年05月25日
このあとは、道標の奥へと続く道を道なりに進んだ。
この先の分岐を右方向へ進むと
田乃家神社の社叢を望めるこの場所へたどり着く。
農道を進めば良かったものを小川の流れに誘われて田んぼの畦道へ・・・
この橋までたどり着くと仕切りなおして田乃家神社へ向かった。
そして社叢の右端にある薄暗い小道を進むとほどなく田乃家神社の参道入口へたどり着く。
【田乃家神社・田乃家御前神社】
木漏れ日を楽しみながら参道を歩くと大樹を避けて社殿の前へ。
お参り。
こんな風景を横目で見ながら脇へと続く別の参道を進むと
その先にはこんな風景が待っていてくれる。
社叢の端にある小道の入口付近まで戻るとこちらの道を歩いた。かなり湾曲しているので余計な距離を歩くことになるがこの無駄(?)が楽しい。
途中で右手の橋を渡り、この車道へ出ると幸神社のある交差点へ出た。直進すれば津布良神社なのだが、右手にある幸神社に立ち寄った。
交差点の手前を右へ折れると車道に並行して続く参道を・・・常夜燈のある石垣の間を抜け、多数の鳥居をくぐり抜けると
【幸神社】
石階の下にある常夜燈ほかをパチリ。
石階を上ると幸神社。珍しく他に参拝者(二人連れ)がいた。
お参りを終え常夜燈の間を通り抜けると
先ほどの交差点まで戻ると「積良」地名板付近から津布良神社の社叢を遠望した。この先の途中で左へ。
小川と社叢をパチリ。
橋を渡った先、斜面の付け根には風爐社の碑が建てられている。
玉城町史 上巻 P.125によると
津布良神社への参道登り口付近に風炉社が建っていた
とある。
風爐社の碑から舗装された坂道を進むと土道の坂となる。その手前左方向には池へと続く道があるので、そちらへ寄り道した。道の左側には大きな池が広がり、先へ先へと歩いたところ
この場所にたどり着いた。この上は伊勢自動車道で、トンネルの入口には「勢和多気38」と記されていた。この先はルートが予測できなかったので、元の位置まで引き返すことにした。
そして、坂道を上り詰めてから積良の風景をパチリ。
津布良神社への参道を進むと右手の隠れた(?)場所には愛宕さんがまつられている。
【津布良神社】
愛宕さんを後にしてさらに参道を進むと突き当り左手に定の立札、手水石がある。石階を上るとこんな風景、
さらに上ると境内地の広さを実感する。
お参りしてからパチリ。
金物は使われていないのに神々しかった。
また、玉垣の連子板を止める和釘にには趣がある。
津布良神社を後にすると振り返ってパチリ。
その後は、「積良」の地名板がある交差点まで戻ると玉城町山神へと向かった。この先で右方向へと進むと
先日獅子舞神事が斎行された山田寺に到着。
【山田寺】
【参考】
- 山神の獅子舞神事(山田寺)(玉城町山神) 2016年01月31日
山門をくぐり境内へ入ると、そこにはまだ獅子舞神事の名残があった。
山田寺の山門を背にしてさらに進むとこの道標が建つ場所へたどり着く。この道標には「左 鴨神社 参道、右 山田寺」とあり、竹林の先が鴨神社の参道へ続く。私が知る鴨神社へのルートは4種類あるので、
今回は竹林ルートではなく、こちらの登り口を利用することにした。このルートの先では
伊勢自動車道を上で越える。
自動車道に架けられた山神橋を渡る途中でパチリ。
自動車道の前後はこんな雰囲気で、ここは先ほどの竹林からのルートとの合流点である。
ほどなくこの分岐を過ぎる。この分岐(合流)は的山公園の駐車場から山道を登るルートとなっている。(残りのルートは駐車場から的山公園へと続くかなり傾斜が急なコンクリート舗装ロである。)
また、この分岐は後で重要な分岐となる。
【鴨神社】
いつものルートでたどり着いたのは鴨神社の「定」立札が立つ場所。
他種類の苔で被われた参道を進むとこの石段を上る。
鴨神社はアプローチが長い分、到着した感動は強いだろう。私は慣れっこになってしまっているのであろう。最近ではその感動が薄れてしまっている・・・? 「いかんいかん、もっとフレッシュでいなくては!」
とにかく無心でお参り。
先ほどの立札まで戻ると、以前はなかった山道がこの先につづいていた。しっかりと踏まれていた。
迷いもなく下り始めると「三町」の目印。
「二町」の出現を期待しながらさらに下ると、あの分岐へと到着した。すると的山駐車場へ下る途中に「二町」がある? そのように仮定して的山駐車場への山道を進むと
予想通り「二町」の目印を発見。
さらに下ると
「一町」の目印も見つけて
ほどなく駐車場へ到着した。ここで伊勢自動車道をくぐると
本日利用した鴨神社への登り口付近を左手に遠望しながら通過した。
この後は急ぎ足で、美和ロック株式会社 玉城工場の前を通過してさらに進むと田宮寺制水弁工付近に到着した。ここを右折して坂道を上ると
【田宮寺神社】
右手にある社叢が田宮寺神社。
【富向山 田宮寺】
お参りを終えるとその向かいある富向山 田宮寺へ向かった。
お参り。
田宮寺を後にして民家の間を抜けて小川に沿った道路を進み、折り返すように坂道を上るとこんなものを発見。思わず立ち止まると振り返ってパチリ。
通気工?
このパイプを背にして進むと県道65号をこのトンネルでくぐった。
左手に見えるには先日訪れた「旬菜 野の花亭」。この敷地の左側にある小道を進むと
その先に見えるのは鴨下神社の社叢。ドン、
【鴨下神社】
ドン。
正面から社叢へ入ると
参道は道路から一段下がり下りとなっている。
左手にこんな木の根を気にしながら
参道を進むとお参り。
社叢の裏側からもパチリ。
勝田農村公園の脇を進むと
久保組会所の前を通過して後は戻るだけ。
外城田川に架かる色白橋を渡ると
外城田・田丸間 城山架道橋でJR参宮線をくぐった。この先は左方向へ向かい
河津桜が咲き始めた田丸城址 搦手道を進んだ。
搦手道を上ると
途中でこんな風景が広がると線路が眩しかった。
天守跡から玉城町をぐるーりと遠望すると玉城中学校方向へ下った。その下にはこんな立札。私も玉城町にふるさと納税している。
玉城城址を後にすると玉城町役場の駐車場へ戻った。
モノクロームなお伊勢さん125社を撮り始めたが、モノクロの難しさを痛感した。