2016年04月17日(日) 御遷座に向けて工事が開始された上社(伊勢市辻久留) (車、徒歩)
お伊勢さん125社である川原神社(皇大神宮 摂社)を訪れた帰路、10月の御遷座に向けて参道の鳥居が取り外されたと聞いた上社(伊勢市辻久留)を訪れた。
以前から立っていた「上社御遷座」スケジュール看板の右側には新たに次の看板が立てられていた。
工事名 上社御造営工事 上社神社社務所改築工事 ・・・
道路に面した鳥居をくぐると
手水舎の先に続く参道、狛犬の後ろに建っていた鳥居は
20150112時点の様子
姿を消していた。
こちらと
あちらに柱の跡が残されていた。
参道を進むと
前回もお参りした仮殿にお参りした。
【参考】
- 仮遷座を終えていた上社(伊勢市辻久留) 2016年02月27日
仮殿を後にしてさらに奥へ進むと、ここにあった社務所も姿を消していた。
上社稲荷大明神にお参りしてから
更地になった場所を眺めるとその中心には
立砂があり鍬入れの跡が残されていた。また、立砂の脇には斎草が添えられていた。昨夜の雨を考えると地鎮祭は本日に斎行されたのだろうか?
敷地の隅には斎竹も残されていた。
一度、境内地を後にすると
社務所の無い全景をパチリ。
続いては旧拝殿付近へ戻ると(二張りのテントの奥にある)祓所の左側には
多数の古材が積み上げられていた。こちらは朱の色が見えるので、上社稲荷大明神の鳥居か。
こちらは?
そして、今回最も印象深かったのは旧本殿を囲っていた御垣が取り外されていたことだった。
また、なぜか開放的な御敷地に残された本殿の御扉は片方が開けられていた。
さらに、御門は残されていた。殿舎は修繕で、御垣が御造替なのだろうか?
それにしてもこんな近くで本殿を望めるとは・・・。
続いて拝殿を背にするとここにあった蕃塀も消えていた。
倒れそうな蕃塀だったから御造替されるのだろう。
【参考】
- 風通しの良い蕃塀、仮遷座中の上社(伊勢市辻久留) 2016年03月19日
牛頭夫婦楠の前からパチリ。
こんな光景を目にできるのは今の時期だけかもしれない。
拝殿へ向かうと
取り残された(?)御門の奥に本殿の御扉を眺めた。
美しい。
再び、拝殿にお参りすると
今一度本殿を眺めた。
上社の社地に隣接して鎮座するお伊勢さん125社にもお参りを終えると
以前にお堀を埋めて造成されていた駐車場へ向かうとそこはすでに供用されていた。
【参考】
- 埋め立てられた上社のお堀の現状(伊勢市辻久留) 2015年08月29日
最後に道路脇へ戻ったところ、ここにあった説明板も姿を消していることに気づいた。御遷座に向けて・・・
【 20160417 の記録 】
- お伊勢さん125社 川原神社(モノクローム)
- 御遷座に向けて工事が開始された上社(伊勢市辻久留)
- 神々しさにパチリ、お伊勢さん125社 打懸神社ほか