2014年10月08日(水) 御戸祭(伊佐奈岐宮、伊佐奈彌宮) (車、徒歩)
皇大神宮の四別宮(伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮、月讀宮、月讀荒御魂宮)が並立して鎮座している月讀宮。6日に月讀宮、月讀荒御魂宮にて遷御の儀が執り行われ、10日には伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮にて執り行われる。
そのため、7日から10日までは現在の御敷地と新御敷地の両方にお参りできる特別な状態であった。この限定された状況にてお参りするために出勤前に月讀宮を訪れた。月讀宮の駐車場に到着するとほぼ満車状態。どうしたことだろう?
少し疑問を抱きながら裏参道の鳥居をくぐると
新御敷地に遷られた月讀宮の前には多数のプレスが待機する状況であった。平日だったので失念していたが、これから伊佐奈岐宮、伊佐奈彌宮にて御戸祭が斎行されるとのことだった。
【御戸祭】
ご正殿の造営を終え、最後に御扉(みとびら)を取り付けるお祭りです。まず神饌を供えて屋船大神を祀り、権禰宜が階下に候すると、技師が大床に昇り、御扉前で鑿(のみ)と槌(つち)をとり一揖、鑰(かぎ)穴を穿(うが)ち奉ります。次に権禰宜が御扉前に進み、検知して式を終えます。
神宮衛士に開始時刻を確認すると「あと数分です。」とのことだったので、プレスを背にして取り急ぎ月讀宮、月讀荒御魂宮にてお参りした。
こちらは御戸祭が執り行われる伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮。
【参考】
新御敷地を後にして参道へ戻ると右手にある祓所には神饌が納められた辛櫃が並んでいた。
いつもの通り、手水舎付近へ移動するとまもなく宿衛屋前に奉仕員が列立し
報鼓が鳴らされた。
神職と小工が参進を開始し
先ほど辛櫃が置かれていた祓所へと向かった。
その間、二名の神職は宿衛屋前に列立した状態。
修祓が終了し
辛櫃は新宮へと運ばれ、
【御戸祭(伊佐奈岐宮)】
奉仕員は現宮への参道を下った。それに呼応するように宿衛屋の前に列立していた二名の神職が御塩での清めを受けて、その列に続いた。
(月讀宮、月讀荒御魂宮での御戸祭を拝観した時はこの二名の神職の移動先を勘違いしていたし、行動にも疑問を抱かなかった。しかしなぜか今回はとても気になり、なぜ別々に行動するのかなど不明点が満載、また宿題が増えてしまった。)
現宮での儀式を終えると
奉仕員は雨儀廊を戻り、
新宮へと向かった。(左方向)
祭儀の間しばらくは現宮への参拝停止が解除されたので、お参りすることにした。
こちらは次に儀式が執り行われる伊佐奈彌宮、
そして、その右隣りは先ほど儀式が執り行われた伊佐奈岐宮。伊佐奈岐宮から順にお参りした。
そして伊佐奈岐宮および伊佐奈彌宮の遷御が終わると一般人は参入できなくなるこの参道から新御敷地に建つ月讀荒御魂宮をパチリ。
現宮から雨儀廊を戻るとこの場所からは祭儀の様子を確認することができた。が、
手水舎の場所まで戻った。
プレスが移動を始めると伊佐奈岐宮での御戸祭は終了となり
【御戸祭(伊佐奈彌宮)】
奉仕員は伊佐奈彌宮の現宮へと向かった。
私はタイムリミットとなったので、月讀宮を後にして会社へと向かった。