2014年12月31日(水) 久具都比賣神社の北にある湧水池「姫の鬢水入れ」 (車、徒歩)
今年のお伊勢さん125社まいり納めで訪れた久具都比賣神社。先日の「伊勢神宮御萱場とふるさと歴史館めぐり旅」で教えていただいた久具都比賣神社の北にある湧水池「姫の鬢水入れ」を見学することにした。
【参考】
なお、このめぐり旅の案内人であった橋本丈男さんに「レディオ キューブ FM三重」が「倭姫命と姫の鬢水入れをテーマ」についてインタビューした記事があったので、それを引用させていただくと
倭姫命と姫の鬢水入れをテーマに、度会町の語り部であり地域資源を守る会会長の橋本さんにお話を伺いました。
お話しの内容は…
久具都比売神社の北、宮川と接する所に
岩の窪みにいつもきれいな水を湛える池が
あります。冬は暖かく夏は冷たい地下水が
湧き出ており、宮川の水位より高い地点に
ありますが、一年中水を絶やすことが
ありません。倭姫命は、たいへん美しくお化粧の好きな
神様で、次の土地へ発つ時にはよくお化粧を
されました。久具都比売神社を去る時も、
この湧き水でお化粧をされたり髪を
直されたりしました。この事から、この池は
一名「お姫池」とも呼ばれています。藤田と山口二人で、実際にこの池に行ってみましたが、すぐそばの宮川の水面よりかなり高いところにあって、とても不思議な感じのする場所でした。
社域を清掃されている男性に経路を確認し、「姫の鬢水入れ」へ向かうことを告げてから殿舎の奥へ進もうとすると「かなり荒れている」との事だった。私はトレッキングシューズに厚手のパンツ、さらにスキー用のジャケット(後で気付いたのだが、帽子を被っていなかったので坊主頭は無防備だった)だったので「大丈夫です!」と言って先へ進んだ。
社殿が建っていない右側(新御敷地)の奥には
「マムシ注意」の札(先ほどの男性が掛けてくれた)がある。その奥へ進べばよいとのことで
薄く踏まれた跡(?)を進むと
少しウロウロして
巨木の前へ出た。
この巨木を背にすると宮川の方で池のような輝きを確認することができた。
確かに荒れているので、足元に注意しながら斜面を下ると
右手方向に鏡面のように輝く水面が大きくなってきた。
これが、湧水池「姫の鬢水入れ」。
全体を確認しようと岩の上に登ろうとすると
バラの刺が邪魔をした。
注意しながら岩へ登ると宮川と「姫の鬢水入れ」をパチリ。鬢水入れの水面は川面よりもかなり高い場所にあることが(何となく)分かる。
背面には久具都比売橋が架かり、
近くには小さな水溜りがあった。
先ほどの巨木の近くまで戻り周囲を散策すると
こんな感じで、何とも自然の状態そのものだった。
湧水池「姫の鬢水入れ」を終えて戻る途中で最適な経路を見つけた。鳥居の前から右奥を望むと
巨木が見えるので、「マムシ注意」の札の右側から奥へと通じる踏み跡を進み
この巨木の奥へと進む。斜面の下に湧水池「姫の鬢水入れ」がある。
久具都比賣神社を後にすると上方から湧水池「姫の鬢水入れ」を確認するために先ほど背面に見た久具都比売橋へ向かった。
橋の中央へと歩くと
下流側を俯瞰してパチリ、白い小さな天のような部分?
スームでパチリ。先ほど登った岩も見えた。
今年中に「姫の鬢水入れ」を確認することができた。