2015年06月21日(日) お伊勢さん125社の摂社・末社等に置かれているバケツの正体 (車、徒歩)
お伊勢さん125社の摂社・末社等には謎のバケツが置かれている。御垣の側面や裏面に置かれているバケツはブリキ製のものもあれば、ポリ製のものもある。蓋が掛けられているので中に何が入っているのかは分からない。勝手に蓋を取ることもできず、尋ねる相手もいないためその正体を知らないままで過ごしてきた。
ところが本日、偶然にもこの正体を知る機会を得た。とは言っても蓋を取ったわけではない。
それは内宮(皇大神宮)の摂社である宇治山田神社の社殿裏手に石積の石壇があるとの情報を得て、当社を訪れた時のことだった。
【参考】
私が宇治山田神社(伊勢市中村町)に到着すると同時にこちらをお守りされている男性が現れた。挨拶を交わすと私はその男性に「社殿の裏手に石積みがあると聞いたのですが、何方でしょうか?」と尋ねた。おそらく私の声が聞き取り難かったのだろう。私を社殿の裏側へ導いてくれたその男性から「このバケツは消火用です。」との返答があった。
どうも「社殿の裏にあるものはなんですか?」と聞こえたのだろう。
バケツの正体は次の通り、
過去には心無い参拝者(?)によるタバコのポイ捨てでボヤなど失火することがあったため、消火用の砂が詰められている
とのことだった。結局、蓋を開けることはなかったがバケツの正体がわかってしまった。
今までは、見てはいけないものが入っているのではないか? 怖いもの見たさではないが「ダメと言われるとやりたくなる」「見るなと言われると見たくなる」のような心理状態を抑制するのが大変だったが、今後はこれらのバケツには心を奪われることなくお参りできるようになった。(ホッと)
【 20150621 の記録 】
- 社殿の裏手にある石積の石壇、宇治山田神社(皇大神宮摂社)
→ お伊勢さん125社の摂社・末社等に置かれているバケツの正体 - 改修工事中の秋葉神社(伊勢市中村町)
- 雨の日なお美しい月讀宮、葭原神社(皇大神宮別宮および末社)
- 鏡宮神社(皇大神宮末社)に残された松明の跡、月次祭の名残?