2015年11月22日(日) 神服織機殿神社および同社末社八所(皇大神宮所管社) (車、徒歩)
先週に遷御を終えた神服織機殿神社および同社末社八所(皇大神宮所管社)。先日訪れた時には偶然にも大御饌の儀が斎行されていた。祭儀が終了するのを待って御造替後の初まいりを果たしたのだが、その時には斎庭に雨儀廊等のテントが建てられた状態だった。
本日、斎庭に余計なモノが何もない状態、本来の姿での神服織機殿神社および同社末社八所にお参りするのは初めてとなった。
いつもと違う角度からパチリ。
参道を進むと
斎館の一部に違和感を覚えた。手前の雨戸が一枚だけ開けられた状態になっていた。(先週から?)
中央の鳥居へ向かうと
テントも何も無い。予定通りだった。
鳥居の前にて左を確認、
さらに右を確認。
一揖してから鳥居をくぐるとまずはこちらにてお参り。続いて西、東。(どの順番が正式なんだろうか?)
三方に拝して、神服織機殿神社および神服織機殿神社末社八所すべてのお参りを終えると各末社を近くで確認した。
別の記事の紹介してように、太神宮両御機殿通俗畧記によるとこちらは「笛宮」と「雅産霊神社」。
「笛宮」の屋根には木の実が落下し、素木の板が黒く染まっていた。自然のことだから・・・
その実は社殿の下に敷かれたお白石の上にも、
さらには鰹木にも落ちていた。
瑞垣内にまつられている西宝殿(春日)、東宝殿(八幡)はその様子を伺うことはできないのでパス。
続いては東へと移動して四宮、奏社、寅宮、石神社の四所を真横からパチリ。
パチリ、パチリ。
こんなに小さな社殿でも造りは精巧で千木の重なり方などさまざまに勉強になる。
新しい社殿ばかりを目にしていたら八尋殿が気になった。屋根も朽ちかけているが修繕されるのだろうか?
神様はもういらしゃらないので、玉垣の間から覗いたところ柱の根元には玉串が残されていた。あれは10月の神御衣奉織の際に奉られたものだろうか?
【参考】
- 神御衣(和妙・荒妙)の奉織作業(神服織機殿神社、神麻続機殿神社) 2015年10月04日
最後に神服織機殿神社の新しい社殿を確認していたら
仕上げの美しさに見惚れ、
さらには和釘が創り上げた自然の模様にも見惚れてしまった。
【参考 神服織機殿神社ほかの御造替・・・】
- 御造営(大修繕?)の準備が開始された神服織機殿神社(皇大神宮所管社) 2015年10月04日
- 昨日に仮遷座を終えた神服織機殿神社、同末社八所の解体(皇大神宮所管社) 2015年10月24日
- 御造替が進められる神服織機殿神社(皇大神宮所管社)ほか 2015年10月25日
- 御造替が進められる神服織機殿神社、同末社八所(皇大神宮所管社)その2 2015年10月31日
- 御造替が進められる神服織機殿神社、同末社八所(皇大神宮所管社)その3 2015年11月03日
- 御造替が完了した神服織機殿神社、同末社八所(皇大神宮所管社) 2015年11月07日
- やはり御遷座はまだだった神服織機殿神社、同社末社八所(皇大神宮所管社) 2015年11月08日
- 遷御の翌朝に斎行された大御饌の儀(神服織機殿神社および同社末社八所) 2015年11月14日
【 20151122 の記録 】
- 神服織機殿神社および同社末社八所(皇大神宮所管社)
- 仮遷座を終えて社殿が解体された神麻続機殿神社ほか(皇大神宮所管社)