2016年09月10日(土) 仮殿遷座を終えて大修繕が開始された草奈伎神社(豊受大神宮 摂社) (車、徒歩)
第62回神宮式年遷宮において正宮および別宮の遷宮を担当してきた「神宮式年造営庁」はすでに閉庁している。しかし新たに設置された「造宮局」は次回遷宮に向けた造営や装束神宝の調製を準備するとともに、摂社・末社・所管社造替・修繕を担当している。第62回神宮式年遷宮はまだまだ続いているのだ。
そして9月6日には豊受大神宮の第一摂社である草奈伎神社にて仮殿遷座祭が斎行され、同社地に鎮座する大間国生神社(豊受大神宮 摂社)に御動座された。
仮殿遷座を終えた4日後、草奈伎神社および大間国生神社を訪れると社叢の外からはまったくその気配を感じることができなかった。
社域への入口へ近づくと
先日、仮殿遷座した日の早朝に見かけた溝の蓋はそのまま残されていた。
さらに足を踏み入れると蕃塀の奥、左側には白い工事用シートを見ることができた。
草奈伎神社の社殿には簀屋根が掛けられていた。
この先は関係者以外立入禁止。
工事用のシート内は全くその様子を知ることはできなかった。
そして案内の掲示には次のように記されていた。
草奈伎神社は御造営工事の為
御動座しております
大間国生神社で
併せ御参拝願います
この説明書きで初めて「御動座」なる言葉を知った。
仮殿となっている大間国生神社にて参拝を済ませると
その辺にてしばし微睡んだ。
【 草奈伎神社(豊受大神宮 摂社)の御遷座まで 】
- 早朝の草奈伎神社と大間国生神社(ともに豊受大神宮 摂社) 2016年09月03日
- 夕刻には仮殿遷座を迎える(た)特別な朝、草奈伎神社(豊受大神宮 摂社) 2016年09月06日