2017年02月17日(金) 祈年祭 奉幣の儀(外宮) (車、徒歩)
神宮では毎年2月17日に祈年祭が斎行される。祈年祭は「としごいのまつり」とも呼ばれ「とし(稲)」の豊かな稔りを祈るつまり五穀豊穣を祈るおまつりである。
外宮(豊受大神宮) 大御饌 午前 4時・奉幣 午前7時
内宮(皇大神宮) 大御饌 午前11時・奉幣 午後2時
本日は金曜日なので出勤前に外宮を訪れ、奉幣の儀の参進のみの拝観。さらに北御門参道では早朝、暗い時間帯に斎行された大御饌の儀の名残を確認することができた。
表参道へ向かうと祭典看板を確認、午前6時40分頃、そろそろ報鼓が鳴らされる。
火除橋を渡り、手水を受けると第一鳥居をくぐり表参道を進んだ。
斎館前には多数の神宮衛士が待機していた。第二鳥居へ進むとすでに修祓のために二名の神職が待機していた。
私は正宮へのお参りを終えるといつもの場所、別宮遙拝所の脇にて待機した。
しばらくすると報鼓が鳴らされ、奉幣の儀の開始が告げられた。
斎館を出た幣帛や勅使、さらには祭主らは第二鳥居にて修祓を受けた。
修祓を終えると参進が再開され、その列が近づいてきた。
今日の参進は先日に感じたよりもさらにゆっくりの歩幅だった。ザクザクではなく音静かな参進であった。
幣帛が納められた辛櫃が私の目の前を通過するとつづいて
祭主である池田厚子さんが・・・ その後ろには大宮司、少宮司
さらには多数の神職が続いた。
御正宮へと向かう参進の後ろ姿を眺めながら
佇んでいると
参進の後を追う参拝者の列が通り過ぎた。
私は我に返ると出勤のことを思い出した。
後ろ髪を引かれる思いで表参道を後にすると帰途につくため北御門参道へ進んだ。
すると早朝に斎行された大御饌の儀の名残が・・・、ここにも
あそこにも、
こんなところにも。