2017年06月04日(日) JR紀勢本線が参道を横切る元伊勢、飯野高宮神山神社(松阪市山添町) (近鉄・JR、徒歩)
JR紀勢本線 徳和・多気間 牧内架道橋をくぐり、線路沿いの細い道を多気駅方向へ歩いてたどり着いたのが、本日の重要な目的地である飯野高宮神山神社だった。
この先に目的の神社が・・・
なぜ飯野高宮神山神社(松阪市山添町)が本日の目的地になったのか? それは3月にお会いした知人から「松阪にあるJRが参道を横切る神社にお参りしたことはありますか?」と問われたことに始まる。その時は「お参りしたことはありません。」と答えたもののその後バタバタと忙しくそのことは頭の片隅に追いやられていた。ところが、昨日(6/3)にも別の方から同様の問いかけがあった。これはお参りしておかなければ・・・と昨夜に思いたったのだった。
「松阪で、JRが参道を横断する神社」を確認したところ、それは松阪市山添町に鎮座する飯野高宮神山神社、こちらは倭姫命が天照大御神の鎮座地を求めて巡った巡行地のひとつであるとされ元伊勢と称される。
【参考】
線路脇を歩きながら視界が開けた先がこちら、飯野高宮神山神社の境内だった。振り返って社務所をパチリ。
足元にはこんな石がおもむろに置かれていた。円形の跡は柱? すると礎石? 分らない。
まずは、線路が参道を横切る現場を確認したくて、社務所を背にして左方向へ。こちらは遮断機も警報機も無い踏切となっていた。JR紀勢本線では所々でこんな踏切を見かけた。(実はこの方が通行者も注意するので事故は少ないのでは?)
その例として、こちらは佐那神社付近の佐奈第五踏切
【参考】 御遷座を終えた佐那神社(多気町仁田) 2015年03月21日
そんなことを回想していたら列車が近づいてくる音が大きくなり、いきなり目の前を列車が通り過ぎた。かなりの迫力だ。これで参道をJRが横切ることが証明された。
踏切を背にすると
右手には安産乃神がまつられ、左手には手水舎がある。手水を受けると
この階段を登った。
拝殿にてお参り。
拝殿の右手には猿木神社跡と刻された石標が建っていた。
さらに拝殿の左手には四方にしめ縄が張られた、これはご神木、それとも祓所?
本殿を拝見すると急な階段を注意深くくだった。
先の踏切を渡ると振り返ってパチリ。右側には山神がずらりと集められていた。
さらに参道を進む(私は社務所の脇から境内地へ入ったのでこの参道を歩くのは初めて)と大きな常夜燈。
さらに、こんな石標も建っていた。
さらに、手水石には頮嗽石盂と刻され、享保18年のものであった。
その脇にはこの説明板。
参道を出ると正面からパチリ。鉄の柱に渡されたしめ縄が印象的だった。
飯野高宮神山神。
再び列車が近づく音が聞こえたので、参道を駆けてしまった。しかし、この場所で列車は通過・・・(バタバタして、神様ゴメンナサイ)
念願の飯野高宮神山神社に無事お参りすることができた。
これで「松阪にあるJRが参道を横切る神社にお参りしたことはありますか?」と言えるようになった。
この後も櫛田川沿いのぶらぶら歩きは続いた。
【 20170604の記録 】
- 誤って近鉄山田線 漕代駅で降りると櫛田川左岸を上流方向へ、そしてJR多気駅
- 偶然に見つけた豊原神社(松阪市豊原町)
- 鳥居を見かけて訪れた宇氣比神社(松阪市山下町)
- 安楽寺、安楽芭蕉天神(松阪市安楽町)
- 新しい鳥居に惹かれた須賀神社(松阪市安楽町)
- JR紀勢本線が参道を横切る元伊勢、飯野高宮神山神社(松阪市山添町)
- こんなところに立派な寺院、神山一乗寺、神山城跡(松阪市中万町)
- 社叢に誘われて石前神社(松阪市中万町)
- 伊佐和神社(松阪市射和町)
- 偶然に見つけた伊勢猿楽三座の内 青苧太夫屋敷跡(松阪市阿波曽町)
- コヤネのキャラクターが迎えてくれる相鹿上神社(多気郡多気町相可)