2017年09月24日(日) 豊宮崎御常供田が広がる風景を想像しながら訪れた山末神社(豊受大神宮 摂社) (徒歩)
田上大水神社(豊受大神宮 摂社)を後にすると神宮司廳の貯木場越しに山末神社(同)方向の遠望。かつて豊宮崎文庫の跡地からこの辺りまで御常供田が広がっていたそうだ。
国土地理院の電子国土Webで1961年〜1963年の空中写真を見ると田上大水神社付近は今では想像できない程に田園地帯が広がっていた。
【参考】
- 国土地理院の電子国土Webで1961年〜1963年の空中写真(中心「十」は田上大水神社)
また、伊勢参宮名所図会の外宮御山豊宮崎では御田植神事の光景が描かれている。
【参考】 こちらで「伊勢参宮名所図会」と検索し、四巻の27頁(4→27)
- 古典籍総合データベース|早稲田大学図書館
貯木場を左側から巻くように進むと
ほどなく山末神社(同)にたどり着く。
こちらから参道へ入ると
まず目に付いたのは定の立札。
上部の銅板を押さえていた釘は頭を起こしていた。山末神社での前回の御遷座は平成16年(2004)5月28日だったから、今回の大修繕はまだ先のことだろう。まだまだ頑張らなくちゃ!
定の立札を後にして参道を進むと
こんな所に社号標がある。
しかし、鳥居は石垣に近接したこんな場所に建っている。初めて訪れるとこの配置に面食らう。
こちらの御祭神は大山津姫命とされる。社殿の左奥にある谷筋からは水の流れが途切れないほどに。
参道から少し離れた場所をつたうと
道路脇の湿地帯ヘと流れ込んでいる。こちらはかつての御常供田の名残なのだろう。
山末神社を後にするとその周辺に広がっていた御常供田と御田植神事を想像しながらのパチリ、
パチリ。