2015年01月18日(日) 御遷座を終えた上田神社(伊勢市中村町) (徒歩)
企画展 朝熊山金剛證寺と岳まいり を見学するために四郷地区コミュニティセンター(伊勢市楠部町)を訪れたところ企画展示以外の展示に「四郷地区の活動」コーナーがあり、中村町の写真テーマが「神遷」となっていた。これは明らかに上田神社(伊勢市中村町)の御遷座および奉祝祭の写真だった。
御遷座の当日、昼間に上田神社を訪れていたことを思い出し、現地を尋ねることにした。
【参考】
- 遷座祭に向けて準備が進められる上田神社(伊勢市中村町) 2014年11月15日
昨年の11月15日に御遷座を終えた上田神社に到着するとそこにはまだ幟が立っていた。
手水を受けると鳥居を・・・
その前に由緒等を再度確認。
上田神社
鎮座地 伊勢市中村町鳥居通七三四−一
祭神
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
大山祗命(おおやまづみのみこと)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)(天神さま)
祭日
二月十二日 神事
八月二十五日 天神祭
由緒
中村町の産土神で、素戔嗚尊をお祭りし、もと八王子社と称しましたが明治三年に上田神社と改称されました。鎌倉時代初頭の『皇大神宮年中行事』二月の祭り に「八王子祭、黄葉遊(おうばのあそ)び」、今月の吉日を選びて参勤する。直会(なおらい)・饗膳(きょうぜん)あり、神楽(かぐら)三番拝見後、天神社 に参拝する。」とあり古くからお祭りされてきました。当社には、大山祗命(山の神さま)と菅原道真公(天神さま)他の神様が合祀されております。
参道を進むと
拝殿正面の鳥居をくぐった。
御遷座を終えた本殿には初めてのお参りだ。
拝殿へ参入すると
まずはお参り。
御祭神の額は真新しい。
その下には
「上田神社 ご神遷だより」が置かれていたので、一部いただいた。
これで、「最終号」となっていた。
また、拝殿を見回すと四枚の絵画が掲げられていた。そこには「仁志」の名が記されていた。
この御木曳行事の人のタッチはどこかで見たことがある。
そうだ。これは神社港の堤防壁画で見たタッチと似ている。
【参考】
- 堤防壁画ほか(伊勢市神社港) 2013年03月10日
- 堤防壁画での検索結果(神宮巡々、神宮巡々2)
するとこの作者は、伊勢市在住の画家でこれらの壁画制作も指導している「中村仁志」さんだろう。中村さんは宮後奉献団の『ねぶた』制作も手がけている。まじまじと見入ってしまった。(ただし、これらの奉納年は平成20年)
拝殿を出ると
改めて全体をパチリ。
本殿の右側にある(仮殿であった)社殿へは近づけなくなっていた。
あの時はお参りできたのだったが・・・
【参考】
- 上田神社(伊勢市中村町) 2012年09月22日
境内に掘られた焚き上げの跡には注連飾りが納められていた。
残された桃符にはセーマン、ドーマンの印と「急々如律令」の文字が記されていた。表には「蘇民将来子孫家門」と記されているのだろう。
なぜか清々しい気分で上田神社を後にした。
【 20150118 の記録 】
- お伊勢さん125社に立ち寄りながら櫲樟尾神社へ
- 楠部町萬歳楽(櫲樟尾神社) 2015 動画あり
- 企画展 朝熊山金剛證寺と岳まいり(四郷地区コミュニティセンター)
- 御遷座を終えた上田神社(伊勢市中村町)
- 葭原神社、旧宿衛屋が撤去された月讀宮
- 古殿解体中(倭姫宮)