2015年02月14日(土) 御頭神事(高向大社)- 御頭衣装着付け他(2015) (徒歩)
2月14日、国の重要無形民俗文化財に指定されている高向大社の御頭神事が執り行われた。
以前に何度か訪れたことがあるのだが、
【参考】
【 20120211御頭神事(高向大社)の記録 】
- 御頭神事(高向大社) – ボンドにて (2012)
- 御頭神事(高向大社) – 積木(ツムギ)祭場と「おわけ」 (2012)
- 御頭神事(高向大社) – 打祭り (2012)
- 御頭神事(高向大社) – 切り祓い、おかた踊り、挨拶、万歳三唱 (2012)
【 20110212御頭神事(高向大社)の記録 】
- 御頭神事(高向大社)へ向かう
- 御頭神事(高向大社)- 御頭衣装着付け他
- 御頭神事(高向大社)- 祭典
- 御頭神事(高向大社)- 日和見、七起こし舞奉納
- 御頭神事(高向大社)- 小殿社拝礼、布久目物
- 御頭神事(高向大社)- 祷屋にて
- 御頭神事(高向大社)- ボンドにて
- 御頭神事(高向大社)- 打祭り
- 御頭神事(高向大社)- 切り祓い
今回の主な目的は
- 七越こし舞を動画撮影すること
- 小殿社を拝礼する様子を確認すること
- 積木(ツムギ)祭場にてオワケが焚き上げられる様子を確認すること
だった。
なお、高向大社(伊勢市御薗町高向)の御頭神事について、会所前に設置された説明板では次の通り。
高向区 御頭神事
重要無形民俗文化財
昭和五十二年五月十九日
文化庁指定(第七十六号)伊勢国度会郡高向郷高向村神社記《江戸時代の寛文四年(1664)神役人佐々木重兵衛高行が神役記録を書写》によれば、長暦二年(1038)本瀧定行なる人が、高向東北の鯛祭田の畔の大柳木を以て御頭二頭を彫刻し両氏神(大社・鏑社)に奉献したものとある。
養和年間(1181〜1182)に、郷内で天候凶変や悪疫が蔓延、その頃、氏寺の正法寺に育てられた神童木昌少年(宇須乃野社の社頭にあった神木大杉から化生した木の精といわれる)が神庫から御頭を出し長老・神役人・村役人らを従え、郷内を巡り、お祓い淨めに舞い踊って平安に暮らすことができた。御頭神事の起源は、これに始まると伝えられている。現在の布久目物の巡回は、この古事に因んだもので、禱屋制度共々、伝統ある古儀式をそのまま今に継承してきている。
伊勢市教育委員会
高向大社は大社(かみ)と鏑(神村)社(かぶら)の御頭を有し、神事では二頭が活躍する。なお、鏑社については次のリンクを参照。
【参考】
- 加牟良(神村)神社々地跡(伊勢市御薗町高向) 2015年01月02日
祭典の開始に遅れないよう高向大社には早めに到着した。鳥居の前には幟が建てられていた。
鳥居の前にある大きな石は不浄除石、御頭神事なかで執り行われる日和見にて御頭がひと廻りする。
鳥居をくぐり参道を進むと右手には手水舎があり、心身を清めた。
拝殿へ向かうと玉垣御門の前では
御頭に対して衣装の着付けが続けられていた。
玉垣に向かって御扉の左側が大社の御頭、そして右側が鏑(神村)社の御頭だ。
こちらは鏑社の御頭。
御頭衣装着付けを拝観しながら隣にいた男性と話し込んでいたら、次の計画表を手渡してくれた。あの方は禱屋さんだったのだろうか?
【 20150214 の記録 】
- 御頭神事(高向大社)- 御頭衣装着付け他(2015)
- 御頭神事(高向大社)- 神社祭典(2015)
- 御頭神事(高向大社)- 日和見(2015)
- 御頭神事(高向大社)- 七起こし舞奉納(2015)
- 御頭神事(高向大社)- 小殿社拝礼ほか(2015)
- 御頭神事(高向大社)- 打祭り、切り祓い(2015)