2015年05月10日(日) 国道311号、須野町への分岐付近で見つけた「←木花堂」の案内板 (車)
尾鷲市曽根町に鎮座する飛鳥神社を後にして楯ヶ崎(熊野市甫母町)を目指して国道311号を走っていると、前方に手作りっぽい「須野町」の地名板が立っているのを見つけた。後続車がいないことを確認すると突然停車させた私、自分でもなぜだか分からなかったのだが・・・
その「須野町」への分岐には、「←木花堂」の案内板が風景に馴染み、目立たないように設置されていた。
「木花堂」と言えば、二年前に熊野古道伊勢路を歩いた際は熊野市駅の近くにあったのだが、見つけることができずに立ち寄ることができなかった。その後、移転したことは知っていたがこの場所だったとは・・・
立ち寄りたい衝動にかられたのだが、楯ヶ崎が待っていたので今回は通り過ぎてしまった。
しかし、この近くの山頂には楯ヶ崎遠見番所跡もある。須野町はじっくりと訪れてみたい場所となった。
熊野市指定文化財
史跡 楯ヶ崎遠見番所跡
紀州藩は、外国船を看視するため、領内の海岸に遠見番所十五ヶ所を設けましたが、その中の一つが「楯ヶ崎遠見番所」です。甫母と須野の境の山頂に築いたため展望のよい場所です。
番所後は東西三〇メートル、南北十八メートルの広さがあり、南側の六段、北側の広い場所は番人たちが畑を耕した跡と考えられます。番人は二人ずつで、月交代ですが、須野の浜田家は代々勤務し、幕末に及んでいます。このような史跡が残っているのは他に例がありません。
指定 昭和四十四年七月十七日
熊野市教育委員会
【 20150510 の記録 】
- 花開道の案山子は今年も活躍!(伊勢市津村町)
- 飛鳥神社(尾鷲市曽根町)
- 国道311号、須野町への分岐付近で見つけた「←木花堂」の案内板
- 楯ヶ崎と阿古師神社(熊野市甫母町)
- 徐福の宮と波田須神社(熊野市波田須町)
- 熊野古道伊勢路を歩いた時の『命の水』に再会