2015年10月31日(土) 八尋殿の前に立つ梛(ナギ)の木(神麻続機殿神社) (車、徒歩)
神服織機殿神社に続いて、神麻続機殿神社にもお参り。各神社の末社を比較するために神麻続機殿神社では誰も居ない空間にひとり佇んで末社の社殿をじっくりと拝見した。そんな時、
ふと気付いたのは、八尋殿の前に立つ老木(?)。
奉織作業が執り行われている時に訪れることが多いためいつもは意識がそちらへ向かっているのだが、今日はゆったりとこの空間を感じることができた。
この老木と対峙すると痛々しい姿もしっかりと拝見できた。
こちらは洞(うろ)状態。
支えられてやっと立っている状態のこの木を見上げるとそこには見覚えのある葉が茂っていた。
それは梛(ナギ)の葉だった。
梛の葉は繊維が強く容易には裂けないことから男女の仲を結びつける力がある。またはナギは「和(な)ぎに」通じ幸福や金運を招き、家内安全や縁結び等にご利益がある。などご利益の多い木であると言われている。
熊野古道伊勢路の目的地、熊野速玉大社で見かけた御神木である梛の大樹(老樹)や丹生神社(多気郡多気町丹生)の御神木である梛の木を思い出した。
【参考】
- 熊野古道伊勢路#6(熊野速玉大社) 2013年07月20日
- 丹生神社、御扉が開いていた?(多気町丹生) 2015年02月08日
【 20151031 の記録 】
- 御造替が進められる神服織機殿神社、同末社八所(皇大神宮所管社)その2
- 神服織機殿神社と神麻続機殿神社の相違点
- 八尋殿の前に立つ梛(ナギ)の木(神麻続機殿神社)
- やっと見つけた「皇大神宮所管社 神服織機殿神社 神麻続機殿神社 参道」の道標
- 遷座祭・奉祝祭の予定、有田神社(伊勢市小俣町湯田)
- 先週に御新遷を終えた松下社(伊勢市二見町松下)
- 初穂曳外宮領反省会