2015年11月29日(日) 企画展 志摩の生業2「波切の石工」(志摩市歴史民俗資料館) (車、徒歩)
志摩市歴史民俗資料館で開催されている企画展、志摩の生業の第二弾で「波切の石工」。
坂本棚田で石積みを体験したり、石垣を眺めたり石工の手技にはとても興味があった。
【参考】
- 第6回坂本棚田石積み体験 2012年11月25日
- 『神宮巡々2』、『神宮巡々』での[石垣]の検索結果
また、次週の日曜日には波切で次の写真講座を受講する予定になっていたので予習(?)のためにも訪れたいと思っていた。(この写真講座はこの企画展とリンクして開催されたものだろう。)
【波切 写真講座を開催します】
カメラの基本的な扱い方を覚えながら「灯台のあるまち、波切」の魅力を散歩感覚で見つけてみましょう。日 時 : 平成27年12月6日(日)13:00~16:00
撮影場所 : 志摩市大王町波切
講義場所 : 波切コミュニティーセンター(志摩市大王町波切490-3)
講 師 : 松原 豊 さん(写真家 名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師)
定 員 : 20人(申込先着順)
持 ち 物 : デジタルカメラ、飲み物
申込・問合 : 志摩市歴史民俗資料館
電話 0599-55-2881 FAX 0599-55-2935【引用】 志摩市歴史民俗資料館 のFacebookページより
ちなみに本講座の講師である松原 豊さんとは第62回神宮式年遷宮のお白石持ち行事にて知り合い、いつから講義を受けたいと思っていてやっとそれが実現することになった。
【参考】
- 第62回神宮式年遷宮 写真展-お白石持行事「伊勢の町衆」 松原豊写真展ほか 2014年07月26日
毎度のことだが、前振りが長くなってしまった。
ここからが企画展 志摩の生業2「波切の石工」(志摩市歴史民俗資料館)。
【企画展「波切の石工」を開催します】
開催期間:平成27年11月3日(火・祝)~12月27日(日) 波切では、「波切の石工とシオサイフグのいないところ
はない」といわれるほど多くの人が石工に従事し、優れた 技術を持って全国各地で活躍してきました。その数は、昭 和初期ころには300人を超えたといわれています。
そして、石工たちが造り出した石段や石垣の多い波切のまちの風景を、民俗学者、宮本常一(故人)は、「どこか 遠い北アフリカの海辺の町にいるかのよう・・・」(『志 摩という国』昭和55年発行)と記しています。身近にあ りすぎて気付かない先人の技と、異国情緒溢れる風景を紹 介します。ぜひご覧ください。 【引用】 志摩市歴史民俗資料館 のFacebookページより
志摩市歴史民俗資料館の入口には
本企画展のポスターが貼られていた。
資料館のなかへ入るといつもの企画エリアに「波切の石工」の展示が・・・
展示エリアの入口付近には石積みの写真とともにごあいさつの一文が掲げられていた。
展示エリアの中央には石を運ぶ道具としてジンゴロウとモッコが展示されていた。
壁面には◆石工のはじまり◆、
◆波切漁港の石積み◆に続き、
多数の作品(?)が写真や地図を利用してわかり易く紹介されていた。
以前に波切を訪れた時のことを思い出しながらじっくりと見学した。
【参考】 2013年03月16日
これらが、石を運ぶ道具ほか。
道具の隣に置かれた展示ケースの中には丘端(おかばな)と呼ばれる場所、
丘(高台)の端の部分を波切の人々は、「丘端」と呼びました。丘端は、見晴らしの良い場所にあり、冬は暖かく、夏は涼しく、老人たちの集いの場所となっていました。
に関する資料が紹介されていた。
また、波切には石積み等で造られた祠が各所に点在し、その数は数十ヶ所におよぶ。これらは稲荷講(伏見稲荷、豊川稲荷)、秋葉社、金比羅社、浅間社などが勧請されたもので、他にも山の神、水神、恵比寿、子安観音、屋敷神などのような古い祠もあり、人々の信仰の深さを知ることができます。
会場に置かれていた資料はこちら、
- 企画展 志摩の生業2「波切の石工」の資料 (PDF、6.9MB)
志摩市歴史民俗資料館を後にするとホールの隅には次の番外編の石積みが紹介されていた。
【恵利原のめがね橋】
【五知の石積み】
めがね橋は知らなかったが、五知の石垣については朝熊山から五知道を下った時に見かけた。
【参考】
- 再チャレンジの五知道(磯部岳道) 2015年03月29日
企画展 志摩の生業2「波切の石工」は
12月27 日(日) まで開催されている。
【 20151129 の記録 】
- 第六回御遷宮を終えた磯部神社に初参拝(志摩市磯部町恵利原)
- 佐美長御前神社四社(伊雜宮所管社)の御扉に鍵はない?
- 企画展 志摩の生業2「波切の石工」(志摩市歴史民俗資料館)