2016年02月07日(日) 道方山トレッキング(度会郡南伊勢町) (車、徒歩)
昨年の秋、宮川流域案内人とともに一之瀬川・上流域 能見坂峠巡りツアーに参加した際に道方山の存在を知った。度会町側から旧道にある野見坂隧道を抜けるとそこから道方山を遠望することができ、トンネルの脇に登山口がある。その時、道方山を見上げて「ああ、歩きたい!」と思った。
【参考】
- 宮川流域案内人とともに一之瀬川・上流域 能見坂峠巡りツアー 2015年10月03日
あたためていた思いを実現する時がやってきた。今朝は地区の消防ポンプの点検作業があったのだが30分ほどで終了してしまったため、道方山へ向かうにはちょうどいい時間ができた。9時頃に出発してお昼頃には帰ってこれるだろうか。
車を走らせると度会町側から野見坂隧道を抜け南伊勢町側へ出た。
駐車スペースにはすでに車が一台。先行者がいるようだった。
私は駐車スペースの向かいに建つ祠へと向かうと役行者像にお参りした。この像は峠にまつられていたのだが、お世話できないためこちらへ下ろされたと聞く。
そして、トンネルの左手にある道方山登山口へ向かった。
立派な案内板に導かれて山道へ進んだ。足元は石だらけ、さらに落ち葉で埋もれている。しかも急な斜面だ。
足を取られながらも注意深く歩を進めていると上の方から数名の女性グループが下山してきた。彼女たちの話によると途中で赤テープがなくなり、ルートを探っていたが見つからないので直登を考えたが下山できないと困るため引き返して来たとのこと。登り始めてから一時間ほどルートハンティングしていたとのことだった。その話を聞いた私はテープに頼らずに進むことを決めた。ところがそれが間違いの素で、結局は登りも下りも出鱈目なルートで苦労した。
(帰宅後にネットで調べてみると赤テープはしっかりと巻かれていてそれらを追えば迷うことは無いとのことだった、しかも赤テープの先には「能見坂峠」があると・・・先に紹介した役行者像がまつられていた場所だろう。このことを知った私は数日後に再訪することになったのだった。その記録は別途紹介する。)
しばらく赤テープを追っていたのだけど、先ほどの女性陣の言葉が頭に残ってしまっていたのだろう。
テープを合わずに直登し、なんとか尾根道までたどり着いた。そのため、ここが私の下山ポイントとなった。
この後は尾根道歩きなので迷うことは無いだろう。十分ほどにテープが巻かれていた。
山道の風景をパチリ、パチリ・・・
空には雲ひとつなし。
積み石が可愛い。
日差しのありがたみ。太陽は生命の根源だ。
ガマガエル?
この先は
野見坂西峰だった。
ここには「野見坂西峰 508m」の山頂標があり、道方山まで2.4km。
視界が開け海を望むことができた。
南勢テクテク会によるこんな道標も。若山と記されていた。「道方山=若山か!」
さらに進むと前方の視界が開けた。細い柱が天へと向かって立っていた。アンテナでは無さそうだし、もしかすると風車を設置するために風況を調査するためのものか?
伐採された空間を抜けると
その先で中間点に到着した。
しばらくすると右側に林道(作業路?)が近づいていた。
ここで林道と別れてピーク(道方山東峰)を踏むのだがその先で林道が接近する。
道方山 1.4km、
そしてこちらが道方山東峰山頂。
道方山東峰から下ると再び林道が接近。
道方山 0.6kmまでやってきた。ここからはしばらく岩の上を歩くことになる。
道標近くでは視界が開けていた。パチリ。
ここから
高度を上げるとさらに視界も開ける。
さらに林道に近づくと
ついにここまでやってきた。
道方山(若山)0.2km、もう目と鼻の先。
ほどなく・・・
ここが道方山の山頂だった。
パ〜〜チリ!
天気は良いのだが風が強くてかなり寒かったので、少し早い昼食(今朝に思い立ち急いで出発したので、食パンのはちみつサンド)を終えると急いで道方山を後にし
歩いてきた尾根道を折り返した。
あの伐採空間を通り過ぎた。
道方山の山頂から自分が尾根道から下ると決めたポイントまで50分弱で到着した。
このポイントまで無理矢理に直登して来たので下りは大変だった。少し手前で下ってしまい、結局この場所にたどり着いてしまった。左方向へ進むと
道方山の登山口へたどり着き「ほっ」とした。無事に戻れたことを報告するため役行者像へ向かった。
今日のところは何とか・・・
やり残したことがたくさん、再訪を約した。