2016年05月29日(日) 瀧原宮周辺の神々めぐり(潮石ほか) (車、徒歩)
滝原公民館で開催される熊野古道伊勢路勉強会の開始時刻は13時30分だったが、一時間早く到着した。それには重要な理由があったのだった。
こちらは宗教人類学者である植島啓司さんが上梓された本で、
【参考】
- 図書館連携セミナー「伊勢神宮フィールドワーク」 2015年09月20日
そのP.80には気になる写真が掲載されている。その名は「潮石」とされていた。
この石を見つけようと滝原を訪れた際に探したり、訪ねたりしたのだが見つからなかった。その様子を次の記事で投稿したところ
【参考】
- 祝詞山に誘われて、宮川流域案内人とともに 倭姫命の伝説の山 滝原浅間山登山 2016年03月26日
先月の中旬頃、やまとさんから次のコメントが寄せられた。
最近立てられたカラフルなイラストを眺めているとその隣に立てられた写真に惹き付けられた。
そこには山の神、火の神、水の神・・・
しかも「瀧原宮周辺の神々めぐり」として案内図まで示されていた。この地図を見ると私が求めている石は「山の神」がまつられている場所にあるようだった。
瀧原宮前から熊野古道を熊野方向へ進み、途中で左折して熊野古道を離れると勉強会が開催される滝原公民館を通り過ぎた。前方にはサイクリングターミナルが遠望できる。
おおみやサイクリングターミナルに近づくとその右手後方には社叢が望めた。
小道へ入りさらに近づくと何とも雰囲気のある社叢だった。
こちらが入口に立つ鳥居。その下には
木の根が張り出していた。
鳥居をくぐると前方には微かに石の姿・・・
さらに奥へと進み石階を進むと新しい祠に背面に大きな石が腰を据えていた。
これが潮石だろう。先に紹介した集英社新書ヴィジュアル版『伊勢神宮とは何か』を取り出し、P.80を開けると確信した。それは、やまとさんのコメント通りの場所にあったのだった。
お参りを終えると
満足な気持ちで山の神、潮石を後にしたがもう少し時間があったので欲が出てしまった。
それなら、「瀧原宮周辺の神々」④弁財天をも巡ってみようと・・・。「瀧原宮周辺の神々」③山の神を後にするとこちらの道路を歩いて
滝原森林公園へ移動した。
瀧原宮の前に掲げられていた「瀧原宮周辺の神々めぐり」の案内図によると弁財天は池の辺に鎮座していた。
まずは池の方へと進んだが、案内矢印には何も文字が書かれていなかった。(文字は消えてしまったのか?)
この階段を上り、道なりに進むと
直行、右の分岐があったので、右へ曲がると池の辺への階段を下った。
途中に端があり左方向に池が望めた。これは「新池」なのだろう。いくら道なりに進んでも祠を見つけることはできなかったので、池を一周してしまった。
すると何てことだろう。先ほど池の辺へと下った階段、
その付近から池の辺を見下ろすと祠と石柱を確認することができた。蓋を開けてみれば、池の一周を始めた場所が目的地だった。
先ほどはこの「キケン」の文字に気を取られて、左側へと続く小道など気づけなかった。落ち着いていれば・・・
小道へ折り返すとその先には
ヒノキとスギの夫婦木に注連縄が掛けられ、その奥には
「榎木谷池修築記念?」の石柱、さらにその奥には
「瀧原宮周辺の神々」④弁財天(水の神)がまつられていた。
弁財天は
池を望んでいた。
弁財天にお参りを終えると先ほどの滝原森林公園入口付近へ戻ってきた。
ここまで巡ると 「瀧原宮周辺の神々」⑤秋葉神社(火の神)にも巡りたくなったがタイムリミットとなり
急ぎ足で滝原公民館へ戻った。
ところが、この後素晴らしい展開が待っていたのだ。結局は山の神、水の神、火の神を全てお参りすることができたのだった。
【 20160529 の記録 】
- 大修繕がほぼ終了となった朽羅神社(皇大神宮 摂社)
- 麦秋を刈る(多気郡多気町笠木)
- 多岐原神社(皇大神宮 摂社)と三瀬の渡し(宮川)
- 瀧原宮周辺の神々めぐり(潮石ほか)
- 熊野古道伊勢路 勉強会(滝原公民館およびその周辺)
- 瀧原宮ほか(皇大神宮 別宮)