太一御用船による御幣鯛奉納(伊勢市神社港)

2016年10月12日(水) 太一御用船による御幣鯛奉納(伊勢市神社港) (車、徒歩)

愛知県知多郡南知多町にある篠島には神宮御料干鯛調整所があり地元の奉仕者(漁師さん)の手によりおんべ(御贄・御幣)鯛と呼ばれる干鯛が奉製されている。
10月12日には神嘗祭に向けて神宮(内宮)におんべ鯛を奉納するために、これらを納めた辛櫃を載せた数隻の漁船が篠島から神社港(伊勢市)を目指す。すべての漁船には「太一御用」の旗が掲げられ船団となって伊勢湾を渡る。おんべ鯛と奉納者一行は神社港で歓迎を受けた後、車にて内宮へ向かうと五丈殿にて奉納を済ませる。その後昼食を終えた一行が神社港へと戻ると餅まき等のイベントの後、伊勢を後にするのだ。別れのテープは船ならではの感慨を生み出す。

今年は平日だったので、私はお迎えもお見送りもできなかった。その詳細については昨年に記事を参照いただくこととし、今年は出勤前と昼休みに神社港を訪れた際の様子を紹介する。

【参考】

 

午前8時前に神社港へ到着すると港では太一御用船を歓迎する準備が終わっていた。

【出勤前に訪れた神社港】

一色大橋から全景を眺めてから

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

 

堤防の壁画として描かれている太一御用船をパチリ。

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

 

御用船を迎える船には「神社港辰組」の幟が立てられていた。

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船を迎える朝(伊勢市神社港)

 

そろそろ出勤時刻が迫ってきたので神社港を後にしようとすると川の駅 神社港の前で「今、篠島を出発した。」と仲間に伝えている声が聞こえた。篠島から電話が入ったようだ。時計を見るとちょうど8時、【篠島観光協会】のイベントのお知らせページ「篠島おんべ鯛祭り」に記されたスケジュール通りだった。

篠島おんべ鯛祭り【篠島観光協会】

篠島おんべ鯛祭り【篠島観光協会】

 

この後は大人しく神社港を離れると昼休みまで仕事に集中した。

 

【昼休み中に訪れた神社港】

昼食時間になると急いで弁当を平らげると車で神社港へ向かった。いつもは昼休みウォーキングなのだが、今日は特別に昼休みドライブとなった。

神社港の対岸に車を駐めると勢田川越しにパチリ。おんべ鯛が内宮に奉納される間、

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

太一御用船は港に停泊している。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

一色大橋へ駆け上がると対岸へ渡りながらパチリ、パチリ、

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

堤防壁画の太一御用船も朝とは雰囲気が異なった。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

徐々に船に近づいて・・・

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

6隻の漁船が寄り添うように接しながら係留されているので一体に見えてしまうほどだ。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

なお、主が不在の漁船では歓送の準備が進められていた。陸から船へと紙テープが繋がれていた。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

この船も

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

あの船も

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

全ての船に別れのテープが・・・

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

こちらは辛櫃を載せてきた船だろう。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

私は昨年を思い出しながら心の中で見送ると昼休みの終わりが近づいてきた。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

神社港を後にして

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

一色大橋を渡り返すと

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

対岸から遠望した。

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

御幣鯛を奉納する太一御用船(伊勢市神社港)

 

そう言えば、仕事をしながら二回、花火の音を聞いた。

一回目は午前9時5分、太一御用船が神社港に到着した時だろう。数発の花火が打ち上がった。

そして二回目は午後1時50分、太一御用船が神社港を離れた時だろう。十数発の花火が打ち上がった。

 

Comments

  1. こんにちは。
    伊勢に行くときは、こちらのブログに大変お世話になっております。
    キタヰさんは、篠島に行かれたことは、ありますか?
    ご存知かも知れませんが、篠島の神明神社は、伊勢神宮から下賜された宝殿で作られています。
    屋根は、茅葺ではなく銅板葺きですが、私のように宝殿を目にすることのないものにとっては、貴重な体験となりました。
    また、御幣鯛の調整所も訪れることができていいところでした。
    ただ、街中は、道が入り組んでいて迷子になりかけたことと、神宮遥拝所への道が崖崩れで行けなかったことが残念でしたが。

    1. 岡山原人さん
      いつもご訪問ありがとうございます。
      最初のコメントには承認が必要で今頃になって気づきました。スミマセン。
      今後は承認なしでコメントはリアルタイムに反映されますので気軽にお願いします。

      > キタヰさんは、篠島に行かれたことは、ありますか?
      一度は訪れたいと思っていますがなかなかその機会を得られません。
      チャンスは必然と考えているので余り焦ってはいないのですが・・・

      その際は、神明神社にお参りしたいですし神宮干鯛調製所も、また島内を巡りたいです。

      今後ともよろしくお願いします。

  2. 岸壁の御用船の絵が描かれていますが
    いつごろ描かれたんでしょうね?
    迫力があります。
    同じ様な愛知からの奉納船の絵が
    鳥羽市青峰山正福寺、本堂と聖天堂
    を結ぶ回廊に、江戸~明治に
    奉納された船の絵馬や船の絵画が
    たくさん掛けられいますが、
    おなじような奉納船なので
    しょうか!??

    1. たかっちさん
      おはようございます。
      > 岸壁の御用船の絵が描かれていますが
      > いつごろ描かれたんでしょうね?
      壁画に添えられた署名には 2013.3.14制作 とあります。
      たまたま、これらの壁画を描いている場面に遭遇しましたのでその様子についてはこちらをどうぞ!
      https://www2.jingu125.info/2014/03/21/20140319_1506038689/

      > おなじような奉納船なのでしょうか!??
      本件については明確な見解をもっていないので、今後の課題とさせてください。
      正福寺を訪れた際に絵馬や絵画をしっかりと観てみます。

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