2016年12月17日(土) 二年前 幻の参拝から初めてのお参り、産田神社(熊野市有馬町) (車、徒歩)
こちらは熊野市有馬町に鎮座する産田神社、イザナミノミコトが火の神であるカグツチノミコトを産んだとされる場所である。そして、この後で訪れた花の窟神社はイザナミノミコトの墓所とされ、カグツチノミコトも祭られている。
私は産田神社に興味を持ったのは、私を熊野古道へと誘い背中を押してくれた福元ひろこさんにいよる「歩く旅の本 伊勢→熊野」にて紹介されていたからである。熊野古道を歩いた時にはとても余裕がなくて立ち寄れなかった。
【参考】
- ~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』(伊勢市立伊勢図書館にて) 2013年05月19日
- 熊野古道伊勢路#6(花の窟神社から国道42号新志原橋まで) 2013年07月20日
その後、なかなか訪れる機会がなく、2014年10月には産田神社をお参りする予定を立てていたのに急遽予定を変更して熊野本宮へ向っていた。
【参考】
- 大斎原付近の熊野川、産田社ほか 2014年10月19日
産田神社を知ってから三年半、幻の参拝から約二年。丸い石を求めて七里御浜を訪れた後、神内神社に続き、産田神社へ。やっと産田神社を訪れることができた。
常夜灯に刻された「産田神社」の文字が感慨深い。
参道の入口の石階下にはこのような説明板と
さんま寿司の発祥の地の木標が立っている。
石階を上り鳥居をくぐると真っ直ぐに続く参道を進んだ。
その途中には、熊野市指定文化財の説明板がここに。
そして、
ここにも。
味わいのある狛犬に迎えられ
割拝殿を進むと
こちらにてお参り。
なお、お白石が敷かれた隅には
次のような立札があった。そこには
下足にて御白石に上がるのはご遠慮下さい。 産田神社
これを裏返せば、素足なら御白石に上ってもいいですよ。の意味なのだろう。
割拝殿の下にはこのように草鞋が並べられていた。神事に使用するものだろうか。それとも一般の参拝者が利用できる? (私は不明だったので、御白石には上がらず、この場を後にした。)
こちらは神籬(ひもろぎ)に関する説明で、産田神社の古さを物語っている。
さらに、こちらが由緒書。
神社を後にすると石垣に沿って周囲を散策した。
裏手にある坂を下るとその先には産田川が流れていた。
上流側に架かる橋を渡ると産田神社へ戻った。
こちらは先に車で渡った産田橋で
橋を渡った右側に駐車場が有る。
車に戻るとイザナミノミコトとカグツチノミコトが眠る花の窟神社を目指した。