2014年05月10日(土) 神田御田植初 田舞、大団扇破り(大土御祖神社) 動画あり (徒歩)
神田御田植初 田植え、大団扇合わせ(神宮神田) 動画あり にて紹介したように、神宮神田での御田植え、大団扇合わせが終了すると場所を移動した。移動先はお伊勢さん125社のひとつである皇大神宮の摂社「大土御祖神社」だ。こちらでは、
まずは、神宮神田から大土御祖神社への移動の様子。一昨年の記録もご参考に。
【参考】
- 御田植初式 田舞、団扇破り(大土御祖神社) 2012年05月12日
普段は閉ざされているが、神田御田植初のために特別に開かれた黒木鳥居が立つ石階。神宮神田から大土御祖神社への移動はこの黒木鳥居から始まる。
【動画】 1分08秒(11.2MB )
神宮神田から大土御祖神社までの距離は500mほどだろう。私たちも行列の後からついていくと
大土御祖神社には、すでに見学者が集まっていた。
クライマックスの大団扇破りで活躍する大団扇はこの場所でその時を待っていた。
神前での準備が整うと
【田舞】
田舞が開始された。
舞手は笛と太鼓の音に合わせて順次神前へと進んだ。悠久の時を感じるようなゆったりとした歩みで・・・
そのゆったりさは、こんな感じ。
【動画】 41秒(4.8 MB )
チビっ子も興味津々だった。
全員が神前へ集まると
左右二手に別れ、「ハエヤーハエ、ハエヤーハエ・・・」の掛け声と共に舞われた。
途中で左右が入れ替わりを繰り返し、最後には「ハエヤーハエーー」の掛け声と共に、天に向けて手を高く上げた。
この一連の舞が何度か繰り返された。
その様子はこんな感じ。
【動画】 51秒(7.8 MB )
この舞が終了すると、鼓を手にした囃子方が舞手に加わった。
私の位置からではよく見えなかったが、舞手と囃子方の一名ずつが交互に神前で舞い始めた。
これで稲作の所作を模擬しているのだろう。
途中で、鼓を担ぐと後方へ倒れそうな所作もあった。重い俵を担いだのだろう、豊作だ!
動画ならその雰囲気を感じることができる。
【動画】 1分11秒(9.5 MB )
そして、締めの舞で田舞は終了となった。
【動画】 1分33秒(13.5 MB )
田舞が終了すると残るは大団扇破り。
舞手が神前を後にすると
【大団扇破り】
主役の交代だ。恵比寿と大黒がそれぞれ描かれた二柄の大団扇。
大団扇が作長等の前へ差し出されると紙が破られる音が聞こえた。ただし、誰が破ったかは見えなかった。
大団扇は神前から参道で待つ見学者の前に差し出された。大団扇破りだ。
今回は前回ほど荒々しさはなかったが、瞬く間に団扇は骨組みだけになってしまった。
作長を中心に神職等が境内を後にすると
保存会の皆さんも続いた。
見学者もいなくなった神前は、お守りの方の手で掃き清められた。
私もお参り。
同じ社域に祭られている国津御祖神社(葦立弖神社を同座)にもお参してから誰もいなくなった
大土御祖神社(宇治乃奴鬼神社を同座)を後にした。
道路側から名残惜しむように大土御祖神社を覗きこんで・・・
こちらは神宮神田にて保存会の方から頂いた団扇(普通のサイズ)。なぜ、二柄?
実は、描かれている絵が異なる。大団扇に対応しているのだ。
そして、こちらは私が頂いた大団扇の一部。いい場所を頂けたものだ。
【 20140510 の記録 】
- 神田御田植初 田植え、大団扇合わせ(神宮神田) 動画あり
- 神田御田植初 田舞、大団扇破り(大土御祖神社) 動画あり