2014年08月14日(木) 第62回神宮式年遷宮、遷御に向けて新宮が姿を現した月讀宮ほか (車、徒歩)
桑名から歩き始めている伊勢街道を前回の終了場所である白子から歩き続けようかと思っていたのだが、出発時に降り出した雨に思い留まってしまった。「ぶらり歩きなので自由気まま、今日じゃなくてもいいや!」と自分に言い訳して自宅でおとなしくしていたら雨は上がり時々太陽が顔を出し始めた。今さら街道歩きには出られない・・・? 手元にせんぐう感の招待券があったので、「せんぐう館へ行こう。」「あっ、そうだ。まずは、9月28日にお白石持行事が執り行われる月讀宮の御造営状況を確認しよう!」となり、月讀宮を訪れた。
国道23号側の駐車場に車を駐めると・・・。「何だ、あれは?」
長〜い竹を肩に担いだ3人が月讀宮の参道を鳥居の奥へと進んでいた。白い服装なので御造営の関係者か?
急いで車を降りると私も参道を急いだ。
走らない程度に急いで歩くとあの竹は新御敷地の内へと運ばれていった。
それにしてもあの竹は何に使用されるのだろうか?
そんな疑問を頭の隅に残しながら仮の手水舎で心身を清めた。場所を移して造替されている宿衛屋と造替中の手水舎の間に準備されている
こちらが仮の手水所。
手水を終えて参道を進むと突き当りが新御敷地で、左側には祓所、参道は右側へと続いている。参道の右側は新しく宿衛屋が建てられている場所だ。
こちらは左手に造替された祓所。
突き当り正面の新御敷地を望むと
簀屋根が取り外された新宮が輝かしい姿を見せていた。こちらは伊佐奈岐宮。
【参考】
視線を右側へ振ると
こちらが月讀宮の新宮だ。
お参りすることも忘れて新宮の姿をしばらく見つめていた。
【遷御】
月読宮 平成26年10月6日 午後8時
月読荒御魂宮 平成26年10月6日 午後10時
伊佐奈岐宮 平成26年10月10日 午後8時
伊佐奈彌宮 平成26年10月10日 午後10時伊勢神宮の最新情報
我に返った私は造替中の宿衛屋を右手に見ながら
参道を下るとクレーン付きのトラックが何度か切り返して参道をこちらへ・・・。
通り過ぎたトラックには「神宮司廳」の文字があった。
神宮の宮域を走る車は少ないが何度か出会ったことを思い出した。勅使が乗る車両、散水車、玉砂利を奉納するダンプ・・・。
現在の宿衛屋を右側に見ながらさらに進むと新御敷地の東側に建てられている月讀荒御魂宮の新宮をパチリ。
そして、月讀宮、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮にお参りすると
新御敷地と現在の御敷地をパ〜チリ。(なかなかうまく写せない。)
こちらが新御敷地、月讀荒御魂宮の新宮、
月讀荒御魂宮、月讀宮の新宮。
参道を戻ると再びあのトラックに遭遇。
トラックの後を追うように、さらに参道を戻り
新御敷地の入口へたどり着くと
素晴らしい光景が・・・。
(感謝)
偶然にも訪れた月讀宮。素晴らしいプレゼントをいただけた。
興味がない人たちはこの場も素通りだ。私にはお宝、でも人それぞれ。その逆もまた真なりだ。
伊勢街道を歩けなかったことなどすでにすっかり忘れていた私は、月讀宮の宮域内に鎮座している葭原神社にお参りしてから月讀宮を後にした。
鳥居を抜けるとある幟を発見。
この後、外宮へ向かう前にいつもながらの寄り道となった。