2014年08月14日(木) 外宮正宮の解体と風宮の御造営準備ほか (車、徒歩)
本日の主な目的はふたつ、ひとつは遷御に向けて御造営が進む月讀宮にお参りすること、そしてもうひとつはせんぐう館を見学すること。ひとつめの目的と寄り道を終えて外宮へ到着すると外宮の駐車場の近くでは混雑していた。いつもは歩いて訪れる場所を車で訪れると観光客気分になれる。車の人たちはこの待ち時間をどのように感じているのだろう。待ちきれなくて「イライラ」それとも、待ち遠しくて「ワクワク」・・・。私は常にポジティブに「ワクワク」!
警備担当者が一台ずつ空きスペースへ案内してくれた。空いた駐車スペースへ車を案内する担当者は自転車に乗っていて案内されたのが駐車場の最奥だった。(お疲れ様)
「ワクワク」を楽しんでから駐車場に近い北御門口へ向かうと手水舎にて心身を清めた。
火除橋を渡り、参道を進むと御厩にて素晴らしい出会いがあった。(その話は別の記録で紹介)
北御門鳥居をくぐると右手には板塀の中に忌火屋殿があり、その前庭と御正宮の旧宮の間付近で立ち止まった。
【外宮 御正宮 旧宮】
(この先は立入禁止なので)北御門参道から御正宮の旧宮を望むと
板垣北御門の内側には足場が組まれていた。しばらくするとこの御門も取り外されるのだろう。
さらに参道を進むと右手、大庭に建つ五丈殿の向こうには
外玉垣内に建つ四丈殿にも足場が・・・。
表参道へ合流して御正宮 旧宮の前へ向かった。旧宮を望むと
先ほど足場が架けられているのを確認した四丈殿の屋根が見慣れない姿になっていた。
さらにズームでパチリ。屋根からはすべての萱が取り外されていた。
新殿の屋根に萱を葺き始める祭儀である檐付(のきつけ)祭はこのような状態で執り行われる。
【参考】
御正宮 豊受大神宮にお参りしてから板垣の前にこんなものを発見。式年遷宮とは関係はないが、至る所に張られているしめ縄の掛け替えのためのようだった。
旧宮の前へ戻ると御池側に注目。
【土宮の新御敷地】
御池越しに御造営が進められている土宮の新御敷地を望んだ。
簀屋根に掛けられた工事用のシートの向こうには御造営中の本殿の姿が透けて見えた。
続いては別宮を順にお参りしようと多賀宮へと続く石階を登った。
【御造営が開始される風宮】
すると、階下、左手には御造営が開始される風宮の新御敷地が望める。
8月4日にはまだ敷き詰められていたお白石は別の場所へ移動されていた。そろそろ御造営が開始されるだろう。
さらに、高いところからパチリ。
【多賀宮】
すでに御遷宮を終えている第一別宮 多賀宮にてお参り。
お参りを終えて多賀宮からの石階を下ると
石階下を左奥へ進むと谷筋に鎮座する下御井神社にもお参りした。
【御造営が進められる土宮】
下御井神社から戻る途中で土宮方向をパチリ・・・。
土宮にもお参り。
【御造営が開始される風宮】
続いては風宮にお参り。
先ほど多賀宮への石階から眺めた新御敷地をパチリ・。
【御造営が進められる土宮】
風宮から参道へ戻る際、正面に見える土宮の新御敷地が輝いて見えた。
こんな生命の息吹を感じなから、神宮式年遷宮が目的とする常若を実感する。
いままでの確認記録は次の通り。
【参考】
- 外宮正宮の解体と風宮の御造営準備、北御門参道手水舎の造替 2014年08月04日
- 外宮正宮の解体と土宮の御造営ほか 2014年07月20日
- 外宮正宮の解体と土宮の御造営準備のその後、ほか 2014年06月28日
- 古殿地から姿を消した御正殿と・・・(外宮) 2014年06月21日
- (続)外宮正宮の解体と土宮の御造営準備 2014年06月01日
この後、勾玉池の畔に建つせんぐう館へと向かった。