2015年06月06日(土) 東海道関宿 東追分一の鳥居竣工式、くぐり初め式 (車、徒歩)
神宮式年遷宮では、内宮および外宮の御正殿 棟持柱として20年間の役目を終えた柱は宇治橋の東詰および西詰の鳥居として生まれ変わる。さらに、宇治橋の東詰および西詰にて建て替えられた旧鳥居はそ れぞれ関の追分一の鳥居および桑名 七里の渡し場一の鳥居として第三の人生を迎える。
先週、5月30日には東海道関宿 東追分一の鳥居お木曳きが執り行われたのだが、ブログ用のサーバでトラブルが発生しその対応に追われたため拝観することができなかった。
お木曳きの後、6月1日〜2日にて新鳥居が建て込まれたとのこと。
本日執り行われた竣工式とくぐり初め式を拝観するため、さらには自分自身でくぐり初めるために関宿を訪れた。今回は【キタヰの妻】も同行した。
関宿 西の追分から東の追分へと散策しながら歩を進めた。(関宿の様子は別の投稿で紹介予定)
町並みを抜けて東追分に到着したのが竣工式開始予定(10時)の10分前。街道には案が準備され、修祓のための大麻も準備されていた。
こちらは東の追分の説明板。
また、竣工式では除幕が行われるようで新鳥居に白布を掛ける作業が続けられていた。が、
今日は強い風が吹いていたため白布があおられて容易には進まなかった。
その間に先ほどの案では神饌が準備されていた。
四苦八苦、風との格闘の末、なんとか除幕の準備が整った。
鳥居の笠木が白布で覆われ
除幕用の紅白綱上部にはリボンが付けられていた。
風には苦労させられたもののほぼ定刻に竣工式が開始された。亀山市の櫻井市長の挨拶に始まると
来賓のあいさつに続き事業経過が紹介された。
2015年3月6日(金)新鳥居の用材 神宮より関宿東追分へ鳥居が到着
2015年5月23日(土)旧鳥居のくぐり納め
2015年5月25日(月)〜26日(火) 旧鳥居の解体、生田神社へ引き渡し
2015年5月30日(土)お木曳き
2015年6月1日(月)〜2日(火) 新鳥居の建て込み
新鳥居竣工に至る経緯の報告が終了すると除幕式となった。市長をはじめ来賓が鳥居下へと移動し
紅白の綱を握ると
除幕式が執り行われた。(風が強いため大変でした。)
【動画】 1分17秒( 6.1 MB )
時間はかかったが、苦労して鳥居に白布を掛けた甲斐があり、
無事に除幕を終えることができた。
除幕式が終了するとくぐり初め式が開始された。
司会者による「皆さんこちらに集まってください。」のアナウンスで、拝観者も先ほどの案の前へと歩を進めた。
新しい鳥居と常夜燈、その先で神事が開始された。なお、神事を担当されたのは関(關)神社の宮司さんだった。
降神の儀・・、祝詞奏上、玉串奉奠、昇神の儀などが執り行われた。(注意を怠っていたため神事の次第を正確に把握していない。)
祓詞の後、
修祓。
鳥居に向かって、大麻での祓い
切麻での清め。
神事が続き・・・
私は神事を拝観しつつもふと気になることがあった。鳥居の柱の直線とむくり屋根の曲線、対照的だ。
神事が終了すると、ついに東追分一の鳥居くぐり初めとなった。
『くぐり初め』
【動画】 30秒( 2.4 MB )
市長、来賓等の続き、拝観者も順次鳥居をくぐった。
報道陣もその様子を撮影。
数十名によるくぐり初めは瞬く間の出来事となった。
これで関宿東追分に立つ一の鳥居は、
新たな二十年ここにどっしりと多くの人を見守ってくれる。
以上でくぐり初め式も終了となったので、関宿を散策することにした。
後ろ髪を引かれたのか、振り返ると
すると、鳥居の笠木の端に呼ばれてしまった。この銅板、ちょっと気になる。
東追分一の鳥居を後にすると関宿を散策しつつ、関(關)神社へ向かった。
東から西方向へと戻ると御馳走場のある角を右折して突き当り。
【 20150606 の記録 】
- 東海道関宿 東追分一の鳥居竣工式、くぐり初め式
- 東海道 関宿の散策
- 鴨神社、田乃家神社ほか駆けめぐり