2015年08月23日(日) 式年遷宮の準備が進められる賀多神社(鳥羽市鳥羽) (車、徒歩)
棚田跡を確認して河内町を後にすると、来る10月17日に式年遷宮(遷座祭)が執り行われる賀多神社(鳥羽市)へ、御遷宮に向けた状況を確認するために訪れた。これが鳥羽を訪れたふたつ目の目的だった。
鳥羽の町並みを歩いているといたる所でこのポスターを見かけた。散策の詳細については別の記事で紹介することとし、ここでは式年遷宮の準備が進められている賀多神社の状況を紹介する。
賀多神社の参道入口に建つ常夜燈付近には
多数のごみ袋が積まれていた。その中には剪定された植栽の枝が・・・。
参道を進むと由緒等が記された説明板は造替されていた。また、9月6日に執り行われるお木曳きに関する情報が掲示された立て看板が置かれていた。(詳細については別の記事で紹介)
こちらが説明板。
これは境内に敷かれる砂利だろうか。
鳥居をくぐり手水舎で心身を清めるとまずは拝殿へと向かった。
拝殿にて本殿を望むと足元には
「仮遷座所 ← 本殿修復のため、仮遷座して居ります」と記されていた。
その矢印の方向を望むと
御倉のような建物の入口には「仮殿」と書かれた紙が貼られていた。お参り。
仮殿へのお参りを終えると、修復中の本殿を拝観した。本殿は洗いで、御垣が御造替のようだった。
立派な本殿だ。
拝殿を後にすると右方向へ建つ祖霊殿へ向かった。
社殿は洗いで御垣が御造替、こちらは7月26日にすでに御遷式と慰霊祭を終えていた。
【参考】
なお、この記事には
同社は昭和二十九年に建立。日露戦争以来の戦死者四百四十二人を祭る。二十年に一度、神宮の摂社、赤崎神社本殿(同市鳥羽五丁目)の材料を受け継ぐ遷座式を開き、三回目となる。
と記されているが、赤崎神社(豊受大神宮末社)は平成12年に前回の御遷宮を終えている。祖霊殿の社殿はどう見ても洗いの状態なのだが・・。この記事の意味が?
祖霊殿にお参りを終えるとその向かいに建つ豊栄稲荷神社へ。
社殿等に変化はないようだったが、由緒等を記す立札が立て替えられていた。麻紐で固定されている?
社務所へ向かうと屋根に梯子が掛けられていた。植栽の剪定中か?
また、社務所の看板も造り替えられていた。式年遷宮の詳細を尋ね資料があればいただこうと思ったが、昼食時だったためか不在だった。
賀多神社を後にする前に境内を散策したら、その片隅に以前活躍していた説明板を見つけた。新しいものと取り替えられ役目を終えた説明板。お疲れさま!
【 20150823 の記録 】
- 御造替された?志等美神社・大河内神社(共に豊受大神宮摂社)と上社の駐車場
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #3(松下社)
- 鳥羽市河内町を訪ねて、河内ダム・棚田跡・山の神・河内神社ほか
- 近鉄てくてくまっぷ鳥羽三山・赤崎神社コース(日和山省略ルート)
→ 式年遷宮の準備が進められる賀多神社(鳥羽市鳥羽)
→ 賀多神社の式年遷宮、お木曳工程と順路(鳥羽市)の確認
→ 金刀比羅宮鳥羽分社、樋の山(鳥羽市)