2016年03月27日(日) ミツマタを求めて、坂本棚田・ミツマタの森・坂本農林公園付近(亀山市安坂山町) (車、徒歩)
午後にはグループ写真展の搬入作業のために「美里ふるさと資料館(津市美里町北長野)」を訪れる予定だったため、午前中はどうしようか? 思いを巡らせたところそろそろミツマタが満開を迎える時期であることを思いだした。
先日、ミツマタの蕾を見かけたのは大豊和紙工業株式会社の中庭だった。
【参考】
- 蕾を膨らませたミツマタ(大豊和紙工業株式会社) 2016年02月27日
しかし、折角なら乱舞するようなミツマタの花を見たい。3年前に訪れたことがある坂本棚田(亀山市安坂山町)付近にあるミツマタの森を再訪することにした。
【参考】
- 坂本棚田~ミツマタの森~野登寺(上寺) 2013年03月30日
- 坂本農村公園とミツマタ(坂本棚田) 2013年03月30日
自宅を早めに出発すると坂本棚田の脇にある駐車場へは午前8時半頃に到着した。しかし、すでに駐車場は満車に近く、2〜3台分しか空いていなかった。おそらく山歩きの人たちだろう。
駐車場を後にして棚田の下部まで下るとこの「坂本棚田」の表示を確認した。この付近を通過すると様々な音が突然流れて驚くことになる。それは獣害対策。
棚田の中へと続く舗装路を進むと
その先、左手にはミツマタが群生していた。以前訪れた時にはこの付近のミツマタは根腐れ状態になり残らず切り倒されていた。
それが今ではこんなにも密度が高く花を咲かせていた。森の中でもこんな群生を見ることができれば・・・
ミツマタの再生を確認し、気を良くした私は軽快に棚田の間の道を上方へと進んだ。
突き当りを左へ向かうとこの道標があり、ミツマタの森は矢印の無い、(次の写真では)左方向。
その方向へ進むと
獣害対策用の扉が設置されている。スライド式の鍵を解くと扉を開けて中へ入った(外へ出た?)。
扉を元に戻し鍵を掛けるとミツマタの森へと続く道を急いだ。
どれだけ歩いただろうか、強い日差しを受ける場所に出た。水平道をくねくねと歩いていて日陰の部分が続いたので、この日差しがありがたかった。
この道は林道のようで途中までは軽トラックでも走れそうだったが、その様子は少しずつ変化し、このように路肩が落ちそうな場所も・・・。
ここは補強された橋。
時には束の間の彩りを楽しみながら、さらには
自分の目を疑う光景を目の当たりにしながら。(この石はいつからこの状態なのだろうか?)
さらに進むと
ついにここは歩くしかない。車が通れる道幅はなくなっていた。
その先にはヘアピンカーブがあり、こんな標識が掛けられていた。(以前訪れた時にも見かけ興味深いのだが前回は訪れることはできなかった。帰りにでも立ち寄ろう・・・)
このヘアピンカーブを後にしてしばらくすると
沢を渡ることになる。この付近からミツマタを見つけることができる。ここからがミツマタの森だろう。
沢の辺りに咲くミツマタをパチリ。
さらに、その先の斜面や別の沢沿いに咲く花を・・・
仙鶏尾根へと続くルートを登ったが花が下を向いているため、上方から眺めると黄色ではなく真っ白に見えてしまう。ミツマタを撮影していたカメラマンと雑談していたら、彼が「下からあおらないと!」と言った。私も真似てみたがなかなか難しい。
こちらのミツマタは花の密度が低いため、なかなか期待した光景を見ることはできない。
諦め半分で山道を戻った。
もう諦めて戻ろうと思った時、沢の対岸に群生を見つけた。沢に足を落とさないように注意しながら渡るとこんな光景が広がっていた。
ここは花の密度が高い。ただし、量はそれほど多くない。
最後にパチリとした頃には
ミツマタの森の端へ戻っていた。
ツアーの団体だろうか、この付近でミツマタが群生している理由等が説明されていた。
ミツマタの森を後にすると先ほど見かけた標識に誘われて、矢印の方へ進み尾根を下って沢へたどり着いた。
三角点を探したが見つけることはできなかった。しかし、こんな素晴らしい場所に佇むことができた。
少しショックを受けながら急な斜面を登っているとこんな巨石に出会った。
この後はひたすら来た道を戻ると坂本棚田へ戻った。
坂本棚田の上部でもミツマタを見ることができるので
上部にある坂本農村公園へ向かった。
まずは、坂本農村公園にある坂本神社にお参りしてから
展望台から
棚田を一望。これで儀式を終えたので
坂本農村公園の片隅に建つ坂本生活改善センターの裏手へ向かった。
こちらが多数のミツマタが咲く場所。
「ミツマタの森でもこれほどの群生があればなぁ」と考えながらパチリ。
パチリ。
パチリ。
坂本農村公園を後にするとこの常夜燈の前を通り、
駐車場への坂道を下った。途中でパチリ。
この道標を下へ・・・
途中で、棚田らしい風景。
桜の花も楽しんでから坂本棚田を後にした。
【 20160327 記録 】
- ミツマタを求めて、坂本棚田・ミツマタの森・坂本農林公園付近(亀山市安坂山町)
- 三重交通、バス停の一新(津市安濃町、美里町)
- 枇杷ヶ谷地蔵と朝日山古墳群(朝日百穴)(津市安濃町草生)
- 比佐豆知菅原神社(津市安濃町草生)
- 美里ふるさと資料館でのグループ写真展「身近な風景 〜 Familiarium landscape 〜」準備完了