2016年12月17日(土) 永遠の忘れ物(?)、丸い石を求めて熊野 七里御浜へ (車、徒歩)
珍しく予定が入っていない土曜日、目覚めると上天気だった。
なぜか、ふと思い出した。それは今年もなしえていなかった丸い石を見つけること。
その始まりは第62回神宮式年遷宮を終えた外宮の古殿地にあった。古殿が姿を消し、その周囲を囲っていた工事用のシートが取り外されると覆屋のみが残された古殿地を眺めることができるようになった。その一画、宿衛屋跡に見つけたのが丸い石だった。その後、その石を眺め続けていたが突然に姿を消してしまった。諸行無常というものの・・・。アレ以来、自分自身の丸い石を探すようになってしまった。円ではなく、丸の石はなかなか見つからない。これは永遠の課題なのかもしれないが、機会ある毎に石を探している。
今年も満足できる石が見つかっていなかったので、天気に誘われて熊野を目指すことになった。
【参考】 その詳細はこちら
- 工事用のシートが外された御正宮の古殿地と御造営が進む土宮、風宮(外宮) 2014年09月20日
- お気に入りの『丸い石』が姿を消した外宮の古殿地、宿衛屋跡 2015年10月30日
- 伊勢神宮御萱場とふるさと歴史館めぐり旅(度会町) 2014年12月07日
最近は尾鷲熊野道路のおかげで伊勢からでも熊野が近くなった。とは言っても突然の思いつきだったので自宅の出発は9時を過ぎていた。そのために現地への到着は正午を回ってしまった。道の駅パーク七里御浜に車を駐めるとJR紀勢本線の駅である阿田和駅に立ち寄った。
以前、熊野古道伊勢路を歩いた時、トイレを借りたことを懐かしく思い出しながら
【参考】
- 熊野古道伊勢路#6(市木一里塚から雲揚艦祖難(遭難)地の小松原まで) 2013年07月20日
しばし、佇んだ。
駅舎から眺めるとその向こうには七里御浜へと続く歩道橋。
こちら、国道42号に架かる歩道橋は美しい形状となっている。
階段を進むと
「道の駅パーク七里御浜」方向をパチリ。
単純に直線で下るのではなく、ラウンドしての下り。贅沢な作りだ。ただ、税金で作られていることを考えると・・・。
歩道橋を後にすると待望の七里御浜へ・・・
足元には熊野灘の荒波に角を落とされた丸っこい石が多数・・・。
遠くには小さく獅子岩が望める。
反対側は海と石のみ。
丸い石探しの前に
まずは腹ごしらえ。
ごちそうさま。
昼食を終えてから30分ほど探しただろうか。しかし、満足できる丸さの石を見つけることはできなかった。
まぁ、探したから見つかるものでもないのだろうから、これは永遠の忘れものなのかもしれない。
これからも探すことだけは忘れずに、地道に機会を作っていこう。