2017年06月11日(日) 大師の里 彦左衛門のあじさいまつりで「立梅用水ボート下り」 (車、徒歩)
多気町丹生では大師の里 彦左衛門のあじさいまつりが開催された。私がどうしても参加したかったアクティビティーは「立梅用水ボート下り」、それは立梅用水の完歩の締め括りとして丹生地区にある塔ノ本トンネルを内部から体感するためだった。このトンネルは素掘りで、掘った岩一升が米一升と交換されるほど苦難の工事だったそうだ。
こんな素掘りトンネルをボートで体感できるのはあじさいまつりの時しか無い。
連絡バスに乗って会場へ着くと、あじさいは花は咲き始めた感があった。
見学者が続々と・・・
私は立梅用水を感じつつボートのりばへ向かうため
田んぼの綱引き会場付近から
立梅用水に沿ってを歩いた。その途中で、以前に立梅用水ウォーキングを主催したことがある寺村善治さん(宮川流域案内人でもあり、多方面でご活躍の方)にお会いした。新たに立梅用水ウォーキングを企画されているとのことなので、その節は参加したい。
【参考】 寺村善治さん主催の・・・
立梅用水はこの左側で塔ノ本トンネル出口となる。ここではトンネルが掘られた山を越えて反対側にある入口へ向かった。山越えだ。
ほどなく山を越えると再び用水の辺りへ到着した。前方にはボート下りに参加する家族連れ。
さらには私の後ろから駆け足で私を追い越していった彼女たち。多数の人々がボート下りを楽しみにしている。
到着したのは開始予定時刻(9時)よりも早く、8時45分頃だった。しかし、すでにボート下りは開始されていた。多くの人々が列をなすので懸命な対処だろう。
列ぶこと約30分、ついに乗船券を手にした。
用水を下ったボートは軽トラックでこちらまで運ばれてくる。この繰り返しだ。
「皆さん、お疲れさまです。ありがとうございます。」
多数の方のおかけで乗船できました。
ボランティアの中学生が船頭となり、私を案内してくれた。ボート待ちの列はさらに伸びているなか
私は悠々とボート下り。振り返ってパチリ。
ここは先ほど山から下って来た場所。視線が変わると面白い。
さて、ここからが立梅用水塔ノ本トンネルだ。
トンネルへ入ると船頭の中学生くんが「触ってみて下さい!」と。なるほどゴツゴツしている。重要な体験だ。
さらに「岩一升、米一升」について説明してくれた。
次の世代にも、さらにその次にも語り伝えてほしい。
トンネル内を走っていると下る速度が予想以上に速いことを実感した。
ビュぅーンーーーー
中間点を過ぎると振り返ってパチリ。
あの穴を抜ければもう終わりだ。
名残り惜しく思いながらトンネルを抜けた。
こちらで下船となった。「皆さん、お疲れさまです。ありがとうございました。」
ボートは出発点へと送られる。
ボートを見送ると
離れた場所へ移動して塔ノ本トンネル掘られた山を遠望した。
私の立梅用水歩きの記録はこちら。
【参考、全線完歩への興味】
- 立梅用水(たちばいようすい)、切り通しのその先は(多気町丹生) 2014年06月08日
- 朝柄八柱神社の裏山にて発見、いつかは歩き通したい立梅用水 2017年03月25日
【参考、全線完歩を後押ししてくれる出来事】
- 多気町朝柄から届けられた登録記念誌「立梅用水」、感謝! 2017年04月05日
【参考、立梅用水歩きの記録】
□ 歴代の井堰跡めぐり
- 立梅用水、歴代の井堰(取水堰)跡巡り(松阪市飯南町) 2017年04月29日
□ 櫛田川の井堰(取水堰)〜元丈の館付近
- 立梅用水、元丈の館付近から四代目井堰(取水堰)まで(多気郡多気町〜松阪市飯南町) 2017年04月29日
□ 元丈の館付近〜勢和中学校・小学校付近
- 立梅用水、元丈の館付近から勢和中学校付近まで(多気郡多気町) 2017年04月30日
□ 勢和中学校・小学校付近〜古江隧道入口
- 立梅用水、勢和中学校付近から古江隧道入口まで(多気郡多気町) 2017年04月30日
□ 古江隧道入口〜エンゲの切り通し
- 立梅用水、古江隧道出口(ではなかった)からエンゲの切り通しへ(多気郡多気町) 2017年04月30日
- 立梅用水、古江隧道出口から柳谷トンネル1入口へ・さらに見つけた古水路跡(多気郡多気町) 2017年05月03日
□ エンゲの切り通し〜岩谷池
- 立梅用水、丹生大師付近から岩谷池まで(多気郡多気町丹生) 2017年04月22日
- 疑問解消のために訪れた立梅用水が落ちる池、岩谷池(多気郡多気町丹生) 2017年05月27日